満月なのでご紹介します。

社会問題(特に動物問題)と読書のブログ

山口大学獣医学部| 日本でも動物実験をしない獣医学部が生まれるかもしれない!

readyfor.jp

 

日本でも動物の生体を使わない獣医学部が生まれるかもしれません。

 

獣医学部の問題については以前より記事にしておりますが、簡単にいうと動物が好きで獣医を目指す学生が、獣医学部での動物実験に慣れてしまい、動物を殺すことへの抵抗が弱まってしまうということです。

獣医学部を目指す受験生必見。獣医学部が抱える問題を知っていますか? - animal reading

 

だから、僕はいたずらに獣医学部を目指すのはもしかしたら動物好きの人たちにとっては、考え直した方がいいのではと考えていました。

実は、動物行動学のように、獣医学部以外にも動物のためにできる学問はあります。

動物好きのための学問や大学は獣医学部以外にもある!動物行動学を知っていますか? - animal reading

 

それでも、やっぱり獣医学部が必要な人はたくさんいます。例えば、愛するペットを病気で亡くしてしまいその病気の治療法を探したいという人はやっぱり獣医学部を目指すべきです。

ただ、これまでの日本の獣医学部には動物実験を行なわないという選択肢がなかった。だからそこに所属する学生にとっても動物実験が必須でした。

 

ただ、山口大獣医学部がその常識をぶち壊そうとしてくれています。

今回そのような取り組みに当たって、クラウドファンディングが用いられています。

募金がしっくりこない人こそクラウドファンディングをしてみて欲しい! - animal reading

 

クラウドファンディングで集まったお金は、以下の通り使用されるとのことです。

今回のプロジェクトで、皆様からご提供いただくご寄附は、動物モデルや模型の導入に充てさせていただきます。


導入する動物モデルは、馬の等身大検査シミュレーターで、馬の身体検査・触診・薬剤投与などの技術習得に使用します。特に馬の胃や腸などの消化管は腹痛を伴う疝痛(せんつう)という病気を起こしやすい構造をしています。疝痛は放置しておくと、馬の生命をも奪う怖い病気でありながら、その発生頻度は高く、適切な診断を習得することは非常に重要です。このシミュレーターで基礎訓練を積んでおくことで、実際の馬の診療時に正確な診断と処置ができるようになることが期待されます。

 

2/6時点で名以上金額にして300万円以上資金が集まっており、世間的にも注目されているプロジェクトです。

もしご興味ある方がおられましたら、支援してみてください!支援することでその後の活動を知ることができ、より共感していくことができると思います。

 

ちなみに、僕が最もオススメするクラウドファンディングの本は起業家の家入一真さんが書かれた『なめらかなお金がめぐる社会』です。

クラウドファンディングそのものに興味がある方も是非手にとってみてください!

 

なめらかなお金がめぐる社会。あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。

なめらかなお金がめぐる社会。あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。

  • 作者: 家入一真
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2017/08/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

 

落合陽一の影響による寝不足気味な日々を、堀江貴文で薄める日が来ようとは。

最近何回も紹介してますが、落合陽一さんというとんでもない人がいます。

日本が世界に誇る科学者で、成果の量も著作のクオリティもものすごいのです。ですが、それを支えるための仕事量が狂っていて、睡眠時間が圧倒的に少ない人です。

そんな落合陽一に影響されてしまった話とそれを堀江貴文で解消した話です。

 

全然寝ない落合陽一

 

おかしい。しかもこういうツイートが週に何回も回ってくるんですよ。

 

そして僕もそれになぜか影響されてこんな風に夜まで起きてブログ書いたり本読んだりゲームするようになってしまいました。

ただ、はっきり言っておきたいこととは、落合陽一さんの言動や本にはものすごいパワーが含まれていて、本を読んだら影響されざるを得ない部分があります。(そういうのは見城徹さんの本と似ていると思います。)

落合陽一さんの本を読んで何も感じない人とか行動様式が変わらない人なんて僕は信用できません。何らかの焦燥感を生み出してくれる人だと思っています。

 

そんなこんなで僕の睡眠時間が減ってきました。

僕、11時半くらいにはベットの中に入っていることが理想だと思って実行してた時期もあったんですよね。

そう思うようになったのは、実は超元気そうな堀江貴文さんの大ヒット著作『多動力』に睡眠に関することが書いてあったからです。

 

実は毎日6時間以上寝ているホリエモン

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手塚治虫や石ノ森章太郎、赤塚不二夫は多作の漫画家として知られるが、手塚は60歳、石ノ森も60歳、赤塚は72サイト短命に終わった。

いずれも大量の締め切りを抱えながら慢性的な寝不足状態でメチャクチャな仕事量をこなしており、1日徹夜をするどころか、2徹、3徹と殺人的な仕事が常態化していたらしい。こうした長年の無理がたたり、平均寿命より短く人生を終えてしまったのだろう。

(多動力より引用)

 

そう語る堀江貴文さんは実は毎日6時間以上は寝ているとのことです。

落合陽一さんと比べると、何と常識的なことを言っているのか。皆さんも常識人・堀江貴文を見習ってもっと寝るべきです。

僕も今『多動力』を読み返していて、落合陽一に毒されたこの考え方を中和しているところです。

 

まとめ

一番言いたかったのは、落合陽一と比較すると堀江貴文なんて常識人であるということと落合陽一は堀江貴文で薄められるという衝撃です。

 

たいていの場合、堀江貴文の言葉が強烈すぎて、ゆる〜い感じの本で中和したりすることが多いです。phaさんとかね。ただ、落合陽一は狂気という点において堀江貴文の上をいきます。だから堀江貴文でも薄めることができる。

 

書いてみても不思議なんですが、これが事実です。

だから、落合陽一に触れたことがない人は本当に本を読んでみてほしい。最近、発売されたばっかりの日本再興戦略もすごく面白いです。そして、落合陽一の本を読むときっと色々焦るので、焦らないと嘘なので、多動力も合わせて読んだ方がいいです。本気で。

 

日本再興戦略 (NewsPicks Book)

日本再興戦略 (NewsPicks Book)

 

 

多動力 (NewsPicks Book)

多動力 (NewsPicks Book)

 

 

 

 

ブログを毎日更新する理由。そのモチベーション。

すごく個人的なことを書きます。

 

ブログを毎日更新中なんですよね。

 

ブログは毎日更新した方がいいとかそういうのに洗脳されたわけじゃないんですよ。そういう理屈とかは全く考えず、毎日ある目的を持って記事を書いています。

 

それは点を線にすること。そして、何者かになることです!

かっこつけずに言うと、毎日ブログを書いていれば何かを掴んで、それが僕を何者かにしてくれるんじゃないかという期待と、正体不明の焦燥感から毎日更新をはじめました。

 

今までは、好きなときにブログを書いて、アフィリエイトも何もかも気にせずにやっていましたが、そんなんで点が線になるわけないと気づかされたのも大きいです。

そう気づかせてくれたのは今バズりまくっている幻冬社の箕輪さんの話からです。

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だから、毎日ブログを更新することで線を作っていきます。

 

正直、毎日更新をやめる理由とか色々考えます。気楽じゃないし、社会人やってるとそこそこ忙しいし。

でも、そんな自分に喝を入れる方法があります。皆さんにもオススメの方法です。

 

それは、ホリエモンとか箕輪さんとか僕より絶対に忙しいのに、毎日欠かさずアウトプットしているんだから僕にできないわけがないということです。

 

この考え方最高だと思うんですがどうでしょう!?

仕事にも使えますよ。絶対にホリエモンより忙しくないのに、なんか残業しまくってる!やべえ!とか思うことで、何か生まれる気がします。少なくとも言い訳はなくなるし、彼らに一歩でも近づくような方法を探すように僕はなりました。

 

ただ、毎日更新でクオリティを保つのは難しい!だからそこは若干諦めています。

書き出すのも遅くて、『自分が書きたいこと』と『書けること』と『伝わるだろうこと』について、めちゃくちゃ悩んで結構時間がかかったりします。

でも、そんなふうに自分の頭の中から何かをひねり出す作業って僕今までしてこなかったんですよ。アーティストに憧れながら、そういう苦しさとは無縁でした。

 

アーティストの定義は苦しむこととさえ思っている僕なのに、気楽なブログで自分を表現できている気に成っていました。

これからも毎日更新はしんどいと思います。でも、苦悩しないと何者にもなれない。

『憂鬱でなければ、仕事じゃない!』という気持ちをブログ更新に持ちたいと思います。

 

憂鬱でなければ、仕事じゃない (講談社+α文庫)

憂鬱でなければ、仕事じゃない (講談社+α文庫)

 

 

著者をヒリヒリさせるほどの感想を書けていますか?自分の考えを述べることの重要性。

ちきりんのツイートがきっかけで色々考えたので聞いてください。

 

ここで僕にとって新鮮だったのが、『引用は少ないほど良い。最近のエントリは本からの引用を一切していないことに満足している。』という考え方です。

僕は本を紹介する場合、筆者の思考や論理展開をキレイに伝えるために、できるだけ的確な場所を引用しなければならないと思っていました。そうすることが僕のブログの読者にとってもいいことだとも。

だって、ちきりんのロジックは、SNSの発信者として引用ばっかりの記事は面白くないよね。というものです。

だから、本の紹介者としての立場はどうなのだろう、より多くの人に本を届けるためには引用を多めにした方がいいんじゃないの?とツイートをみたときに思ったんですよ。

でも、よくよく考えてみると僕のブログでも引用なしで売れている本があるんですよね。その記事を読み返してみると、そういうのはブログの文脈と本の紹介に一体感があってしかも、自分の感想しか書いていない。

 

そういう記事で本が売れることをポジティブに捉えると、検索で僕の記事にたどり着いてくださった方が僕の記事を読んで、その文脈を信用してくれたことに他ならないですよね。

でも、これもよく考えたら特別なことじゃありません。本の巻末にある解説というものがまさにそう。群を抜けた解説というものは、本の内容に触れるか触れないかのギリギリのところを攻めながら本の内容を数倍も面白くする。第三者の目線を持ってくることで、本の内容に深みを持たせることを達成しています。そして時には著者に新たな気づきを与える。これは著者にとって本当にありがたいことと思います。

(ちなみに、小説で解説が素晴らしいのは『村上龍/歌うクジラ』のよしもとばななさんの解説。実用書だと『見城徹/編集者という病い』の小池真理子さんの解説です。)

 

本当に素晴らしい解説には愛を感じます。そしてそれに触れると時に何も書けなくなるほど圧倒されて落ち込みます。でも、著者が死ぬほど苦しい思いをしながら書いた本を評価するということは、それなりの覚悟を持って自分の考えをぶつけないと失礼なことだと気付きました。

 

幻冬社代表の見城徹があらゆる本で言っていますが、尾崎豊と仕事をしているときには自殺を考えたと。それほど肉薄した関係を結んでいた。

それに比べるとブログで本の感想を書くということがいかに安全圏にいるか認識します。でも、それじゃ、誰かを動かすことはできません。

間違っててもいいから、そのとき自分が考えたことを全体重をかけて表現する。そうすることで本の著者と切り結ぶことができ、ブログの読者をも動かすことができます。

これからはそのような記事を書いていきます。それに気づかせてくれたちきりんのツイートでした。

 

これらの本には素晴らしい解説が掲載されています。ぜひこちらの解説も参考にしてみてください。

歌うクジラ(上) (講談社文庫)

歌うクジラ(上) (講談社文庫)

 

 

編集者という病い (集英社文庫)

編集者という病い (集英社文庫)

 

 

 

募金がしっくりこない人こそクラウドファンディングをしてみて欲しい!

募金でお金をもらう側の話ではなくて、募金でお金をあげる側の話です。

 

僕は募金や寄付をよくします。特に、最近は1円単位の小銭なんて全部寄付したいと思っているので、レジ横に募金箱がないとがっかりするくらいには募金しまくっています。*1

 

ですが、多くの人にとって募金とは少しハードルの高いというか、距離のあるものに感じられていると思います。

今回はその原因と、そんな人にオススメの仕組みを紹介したいと思います。

 

 

募金の成功体験の欠如

募金に距離を感じてしまうその理由は、募金の成功体験がないから

僕はそう確信しています。そして、それが起こす悪循環を書いてみます。

 

なんとなく募金する→団体の持つストーリーに触れず共感できない→募金ってあんまり意味のないものに思えてくる→募金の成功体験がない→なんとなく募金するor募金をやめる

 

これが僕が思う募金の悪循環です。

 

ですが、日本人が寄付に関心が少ないかと言われればそうではありません。

日本人は一人一人が寄付として出す金額は少ないですが(アメリカなどと比較して)、寄付をしたことのある人口は非常に多いことが特徴です。

ファンドレイジング、年間寄付10兆円時代、遺贈寄付について簡単に説明するよ。 - animal reading

 

だから多くの日本人は寄付に関心があるけれども、その成功体験がない故にまとまったお金を提供することに抵抗があるのだと思います。

 

そこで僕が皆さんに知っていただきたいのが、クラウドファンディングです。

 

クラウドファンディングとは

まずはクラウドファンディングがどのような仕組みなのか紹介します。

クラウドファンディング(CrowdFunding)とは、群衆(Crowd)と 資金調達(Funding)という
言葉を組み合わせた造語で、「自分の作って歌った曲をCDにしたい」「災害被害にあった図書館を復旧したい」など、
様々な理由でお金を必要としている人に対し、 共感した人が一口1,000円程度からインターネットを通じて出資し支援をする、
こうしたインターネット上で多数の人から資金を募る仕組みを言います。

クラウドファンディング - Readyfor(レディーフォー)より引用

 

クラウドファンディングの進んでいるところは、クラウドファンディンが複数掲載されているプラットフォームが整備されているところです。

代表的なものを二つ紹介します。

クラウドファンディング - CAMPFIRE(キャンプファイヤー)

クラウドファンディング - Readyfor(レディーフォー)

 

これらのサイトのどちらかでも訪れてみてください。非常に多様なプロジェクトと皆さんの想像を超えるだろう集金力がそこにはあります。

自分のCDを出したいといったものからロケットを宇宙に飛ばしたいまで本当に様々です。

そして、僕がこれらのプラットフォームが好きなのは各プロジェクトの文脈が非常にわかりやすいことです。なんか素人感・手作り感満載なんです。それがかえって、共感しやすくて、資金を提供してよかったと思える。

また、クラウドファンディングは目標金額が設定されているのも特徴で、支援をすればそのプロジェクトオーナーを応援したくなります。そのための仕組みもあって、支援する際にオーナーへの応援コメントも必ずあります。そこでは私たちの文脈をオーナーに伝えることができます。

一方的にお金を寄付するのではないコミュニケーションがあります。

 

これが僕が寄付で成功体験があまりない人にクラウドファンディングを勧める理由です。クラウドファンディングは自分でそのプロジェクトの文脈を知って判断して支援する。街頭などでする寄付よりも圧倒的に能動的で、その結果も必ず目にしたくなる方法ができています。というか、単なるお金を渡すだけの支援者ではなくプロジェクトオーナーと共に共犯者になれるイメージです。

 

 

まとめ

募金で成功したことがない人のためにクラウドファンディングを紹介させていただきました。

クラウドファンディングのことについては、先に紹介したCAMPFIRE代表の家入一真さんの『なめらかなお金がめぐる社会』という本に詳しく書かれています。

僕のバイブルとも言える本です。興味を持たれた方はこちらもぜひ読んでみてください。

 

なめらかなお金がめぐる社会。あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。

なめらかなお金がめぐる社会。あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。

  • 作者: 家入一真
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2017/08/26
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*1:レジ横の募金箱は大きな資金が得られる訳ではないのに、回収にコストがかかるなどコスパが実はあまりよくありません。

2017年最も読んでほしいと思った本は『暴力の人類史』でした。

2017年たくさんの本を読みました。

 

2017年読んだ本全部レビューするみたいなのも面白いと思うのですが、挙げだすときりがないので、今回は全人類に読んでほしいと思った本を一冊紹介します。

 

そう、タイトルにもある通り、暴力の人類史という本です。

 

暴力の人類史 上

暴力の人類史 上

 

 

なぜ、この本を全人類に読んでほしいのかということを一言で言います!

 

それは、膨大な資料・証拠を元に、時代を経るごとに暴力は減少しているということを示しているからです。

 

北朝鮮のことや、中東での紛争を思うと、世界の暴力の量は一見減少していないように感じますが、実はそうではないということをこの本は繰り返し教えてくれます。

これは多くの人にとっては違和感があるかもしれませんが事実です。

もちろん、個別に物事を見ていくと悲劇は世界にたくさんあります。個人の人生にとって、世界の暴力の増減なんて関係ない場合もあります。

でも、世界から暴力をなくそうと思ったときに、暴力の量が減っていることを認知することはすごく大切なことだと思います。

 

そして、私が問いたいのは世界から暴力の量が減少しているという事実を知ったときに私たちがどう振る舞うべきなのかということです。

 

現状で満足するのか。過去と比較した平和になど意味はないというのか。今よりもより暴力の少ない世界を後世に残すのか。

 

私は現状に満足せず、今よりももっと暴力の世界の少ない世界を目指していきたいと思います。そして、暴力の人類史という本は私にそのように思わせてくれた希望の書です。

 

人類の誰しもが読むべき本であると確信しています。

この本を読んで、もっともっと暴力の少ない、もっともっと幸せな毎日を手に入れましょう!

 

そして、少なくともこれだけは覚えていてください!

 

世界から暴力は減少しています!