満月なのでご紹介します。

社会問題(特に動物問題)と読書のブログ

海の生き物に危害を加えるプラスチックのゴミ問題を見つめ直そう。

プラスチックはその安さと丈夫さから150年前に発明されて以降、僕たちの生活に欠かせないものになりました。

 

僕たちが普通に行きていて、プラスチックを目にしないというのはもはや不可能なまでに、プラスチックは僕たちの世界に溢れています。

でも、僕たちはこの便利なプラスチックの使い方や作り方はきちんと理解していても、プラスチックがもたらす弊害やその処理方法にはきちんと向き合ってきませんでした。

 

そのプラスチックによって最も苦しめられているのが、海に暮らす生き物たちです。

 

今回は、そのことを書いていきたいと思います。

 

今回の記事はナショナルジオグラフィック2018年6月号を参考にしています。

 

 

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プラスチックの特異性は生分解性のなさ

広く知られていることですが、プラスチックの最大の特異性は生分解性の圧倒的な低さです。

これはつまり、ほとんど全ての生物がプラスチックを分解できないということです。(ごく一部の微生物がプラスチックを分解する能力を持っているとの報告もあります。)

 

 

だからこそ僕たちは、プラスチックをどう扱うかについてきちんと目を向けていかなければなりません。

 

プラスチックが年間どれだけ海に流れ出しているか知っていますか?

皆さんも海に行ったときに、波にたゆたうペットボトルや、浜辺に流れ着いたプラスチックゴミを目にしたことがあると思います。

 

では、プラスチックゴミが世界で年間どれくらい海に流れ出しているか知っていますか?

 

答えは、800万トンです。

(ちなみに、年間製造量は3億トン以上と言われています。)

 

金属でできた東京スカイツリーが4万トンとのことなので、スカイツリーの200倍の重さのプラスチックが海に流れ出しています。

プラスチックは軽いので、体積で考えるとイメージすらつきません。

 

プラスチックが海の生き物に与える悪影響について

悪影響のうち最も悲劇的なものの一つが誤飲です。

 

多くの海鳥がプラスチックをエサと間違えて食べてしまうことが報告されています。

また、雛にプラスチックを与えるということもあります。

そのようにして、一生の間にプラスチックゴミを誤飲したことのある海鳥は90%以上とも言われています。

 

そして、誤飲されたプラスチックは、分解されないがために胃の中に一生残り続け、慢性的な激しい空腹と栄養失調を起こし生き物を殺します。

(関心のある方は記事の最後に動画を添付しましたのでそちらも見てください。)

 

また、海に投げ出されたプラスチックは日光や波や熱に晒されてに小さな破片となるものもあり、それらはマイクロプラスチック(5mm以下のプラスチック片)と呼ばれます。

マイクロプラスチックは食べ物と見分けがつかなくなり、プランクトンや貝、魚やクジラに誤飲されていることが報告されています。

 

このマイクロプラスチックも生物にとっては有害で、消化管を塞ぎ、食欲を減退させることなども報告されています。

 

じゃあ、僕たちには何ができるか

まずは日常生活から変えていきましょう。

 

1.レジ袋をもらわない

デンマーク人は平均で1年間に4枚しかレジ袋を使いません。そういう生活も可能です。

エコバッグを使いましょう。

 

2.ペットボトル飲料を買わない

水筒を使いましょう。紙パック飲料もいいと思います。紙パック飲料は付属のストローをどうにかしたいですが。

 

3.サランラップを使うのをやめよう

繰り返し使える保存用容器に移し替えましょう。

蜜蝋と綿の記事で作られた、繰り返し使える食品用ラップもあります。

 

4.リサイクルを大切にしよう

プラスチックはリサイクルができるのに、世界のプラスチックのリサイクル率はわずか18%と言われています。

 

5.ポイ捨ての行く先に思いを馳せよう

これまで書いてきたように、プラスチック製品の誤飲は生き物を苦しめます。

それを意識してください。

 

まとめ

何となくプラスチックゴミのことは知っていましたが、今回改めて調べて見てプラスチックのデメリットがあまりにも大きく感じました。

EUではプラスチック包装の使い捨てゼロを目指すという声明を発表しました。

EU、プラスチック包装「使い捨てゼロ」 30年めど :日本経済新聞

 

日本もこれに続いて欲しいと思います。

ただ、国の規制を待たずとも僕たちの日常生活でできることはあるので、まずはそれを一つ一つ積み重ねていきましょう。

 

ぜひ、皆さんもプラスチックのことを勉強してみてください。

きっと自分の身の回りにあるものの見え方が変わると思います。

 

参考

・ナショジオ

今回の記事は冒頭にも書きましたが、ナショナルジオグラフィックの2018年6月号を大きく参照しています。

僕のこの記事はあくまでも導入なので、ぜひ写真がたくさん掲載されたナショジオを読んでいただいて、一緒にプラスチックゴミのことを考えていければと思います。

ナショナル ジオグラフィック日本版 2018年6月号<特製付録付き> [雑誌]

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・国連の動画

プラスチックが与える悪影響を国連が短い動画にまとめています。

ぜひみて欲しいです。

 

・食品用ラップ

途中で紹介した、蜜蝋と綿の生地の食品用ラップです。

まだ、僕自身使ったことはないですが買ってみたいと思います。

Bee's Wrap Single Large Wrap, 33 x 35 Centimetre , Beige

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