満月なのでご紹介します。

社会問題(特に動物問題)と読書のブログ

子どもが勉強しないのはやる気のせい?集中力のせい?混同していませんか?

現在、仕事のかたわら、子どもの勉学支援の団体に所属して勉強を教えています。

 

どちらかというと勉強が得意な子どもというよりも、勉強が苦手な子どもが集まるようなところです。

 

ある程度、勉強の方法を身につけた子どもに勉強を教える方がこちらとしても、気が楽なのは間違いありません。

ですが、今は勉強が苦手な子どもに「勉強ってこういう風にやっていくんだよ」教えて、一緒に進んでいくのもなかなかに面白いものがあります。

 

ただ勉強が苦手な子ってやる気がないと誤解されがちだなー。としばしば感じます。

なので、それって本当にやる気がないせい?ということを書いていきたいと思います。

 

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あの子、今日、やる気ないから

ある日のことです。

いつも通り仕事終わりに塾に行きました。そして担当の子どものところに行く前に、同じ塾の先生に「あの子、今日、やる気ないから」と言われました。(決して嫌な感じの言い方ではなかったです。)

その日はその子と数学をやったのですが、確かに遅々として勉強は進みませんでした。

ただ一緒に勉強していてもやる気がないとは思わなかったんです。

 

ないのはやる気じゃなくて、集中力ではないのか

その日その子に足りなかったのは明らかに集中力でした。

  • 数学はその子が一番苦手なもので

  僕たちだって苦手なものや新しいものに挑戦するときには多大な集中力が必要になります。

  • 勉強していた時間は20時という食後かつ眠くなる時間で

  集中力は朝が最も高く、夜に向かって下がっていきます。また食後は血糖値の乱高下が起きるので集中力を保ちにくい時間帯です。

  • その日は朝から部活もしていた

  運動は集中力を上げる作用もありますが、疲れ切ってしまった状態では集中力を保てません。

 

こう考えるとその子のその日の勉強環境は集中力を非常に保ちにくく、その状態で苦手教科を選択するのは厳しかっただろうことが想像できます。それらを差し置いて、「やる気がない」と言い切ってしまうのは危険な気がしました。

 

その日の数学はもう無理だと思ったので、得意教科である国語の勉強にシフトしたらある程度勉強が進んだので、勉強へのやる気はあるんだなと実際に感じました。

ちなみに僕も、集中力の切れたときには超簡単な仕事をすることにしています。

 

集中力を学ぶことで子どもへの理解が深まり子どもをサポートできる

僕たちはもっともっと集中力に関心を持って、集中力のことを学んでいく必要があります。集中力のことを学ばずに、子どものことをやる気がないと言ってしまうのは子どもがかわいそうです。

 

僕たち大人に求められているのはそのように子どもを断罪することではなくて、集中力について正しく理解し、子どもの集中力を保つような環境を作ることです。

 

なぜ僕がこんなに集中力のことにこだわるのかというと、仕事がうまくいかなかったときに集中力のことを勉強して実践して、少なくとも仕事に関してはうまく回せるようになったからです。

 

メンタリストDaiGoの『超集中力』だけ読めばいい

先ほどから僕は「集中力の勉強をしてきた」と何度も言っていますが、実際に勉強したのはメンタリストDaiGoの超集中力を読んで実践しただけです。

  • 選択に迷うたびに集中力は低下する
  • 朝が最も集中できるタイミングなので難しい仕事に向いている
  • 食後は血糖値が乱高下するので簡単な仕事をするべき
  • 食後の血糖値の乱高下を防ぐためにミックスナッツを食べたらよい
  • 机の上には集中力を高める、青いものを置くべき

書かれていることは上述したようにシンプルで、そのほとんどが実践しやすいことばかりです。

そもそもこの超集中力という本はDaiGo自身が世界中の文献から集中力のことを学んできたのが始まりで、最新の集中力に関する学術的知見のエッセンスのみが抽出されたものになっています。

だからDaiGoの圧倒的な勉強の時間を僕たちは圧縮して学ぶことができるようになっています。

 

おわりに

僕たちはまだまだやる気や集中力を捉え切れておらず、しばしば混同して考えてしまいがちです。

ですが集中力に関する知識を得ることでやる気と集中力の違いを理解し、子どものことを誤解することも減ると確信しています。ぜひ勉強してみてください。

そしてそのための最高の本がDaiGoの超集中力という本です。ハウツー本ってあまり好きではありませんが、それでもこの本は買ってよかったと心から思える素晴らしい本です。

興味のある方は是非購入を検討してみてください。 

 

僕が紹介するまでもなくこの本はとても売れた本なので、図解バージョンも発売されています。