家は集中力を保つのが難しくて勉強できない。ということを子どものころに教えて欲しかった。
僕は家で勉強とか読書とかするのが苦手です。
僕は高校受験も大学受験も大学院受験もしたのですが、人生において家で勉強した時間は多分1%以下くらいだと思います。
ほとんどは、学校や自習室、図書館のような場所で勉強していました。今だと、喫茶店で勉強することが多いです。
家とそのほかの場所ではやっぱり集中力が違います。
僕はこれまで集中力がどういうものなのか、どのようなものが集中力を阻害するのか、勉強してきましたが、それでも家では集中力を保つのが難しいです。
一方で、一歩家を出ると圧倒的に集中力を保つことができます。
このことってかなり大切なことだと思うのですが、誰も教えてくれなかったんですよね。
なぜ、家が集中できないのかというと、一つには選択肢の多さがあります。
先ほど述べたように僕は集中力について勉強してきました。ちなみに、僕が思う集中力に関する最高の本はメンタリストDaiGoの超集中力です。
選択肢の多さや、気になることの多さが集中力を低下させる要因だとその本では述べられています。
家ってまさに選択肢の宝庫ですよね。テレビをつけることもできれば、自分の部屋にある漫画を読むことができる。
twitterの通知だって切る必要がないので、通知が来るたびに集中を阻害される。
こういうのが全て許されているのが家という場です。
他方で、家の外では自分ができることが限られているので集中力の低下を防止できる。自習室が優れている点は、衆人環視の環境がスマホを触るなどの行動すら選択肢から除外してくれる点です。
ですので、認識しておくべき重要なことは、集中力がないから勉強せずに他のものに手を出してしまうのではありません。
家という場が集中に適していないから、集中できないということです。
このことを子どもに教えてあげたいです。
そうすれば、根性論で集中力を保たそうとすることもなくなるかもしれません。何より、集中力がないことによる自己肯定感の低下も防げるはずです。
勉強が苦手な子どもも減るかもしれません。
最近はフリーの学習スペースのような場所も多いのでそれらを利用してみるのも良いと思います。
問題は、自習室のような場が地域によっては開かれている訳ではないということですが、これからそういう場を増やしていくためにも、家は集中力を保つのが難しいという認識をもっともっと増やしていくべきかと思います。
途中で紹介しましたが、メンタリストDaiGoの超集中力は勉強だけでなく、仕事にも役立つので全ての人に読んでいただきたい一冊です。
このphaという方は京都大学を卒業されています。この本の中で、家から離れることがどれだけ大切かということが書かれています。読み物としても面白いのでぜひ読んでみてください。