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社会問題(特に動物問題)と読書のブログ

【感想】知的野蛮人になるための本棚【佐藤優】

佐藤優という人の本が私にはやけにしっくりくる。

もちろん書いていることは難解で、理解できていないことの方が多い。

知識量の多さ、読書量の多さに圧倒されるばかりである。

 

ただ、それでも佐藤優という人の本を通じて感じることは爽快感に近いものがある。

なぜかと考えたときに、私の中に佐藤優のような人になりたいという気持ちがあるのではないかと感じた。

 

もちろん、私が憧れる佐藤優は佐藤優の一部分であるし、全容なんて計り知れないし興味も正直ない。

じゃあ、どんな部分に惹かれているのかというとその知的野蛮人らしさにだと思う。

 

佐藤優の知識の源泉は読書である。(ほとんどの人にとっての知識の源泉が読書にあると思うが。)

佐藤優は月に500冊もの本を読むといわれている。

一日に10冊以上は読んでいる計算になるのでとてつもない量である。その読書の方法に関しては、読書の技法という本に詳しく紹介されているので興味のある方はそちらを参照していただきたい。

読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門

読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門

 

 

そして、その日本でも圧倒的な読書量を誇る佐藤優をして、

一人の人間の能力や経験には限界がある。この限界を突破するためには、他人の知識や経験から学ぶことが重要である。そのために最も効果的な方法が読書だ。読書によって代理経験を積むのだ。

と述べさせている。

 

こういう考えが私にはマッチするのであろう。

だから、彼の本を手にすることが増えている。

 

今回、紹介するのは知的野蛮人になるための本棚という本である。

まさに知的野蛮人である佐藤優が57の重要テーマについて本物の教養が身に着く必読の2冊を厳選紹介している。

佐藤優は本書で取り上げた本がどういったものかということを以下のように述べる。

本を取り上げるにあたって基準を設けた。読者が私の紹介した本を買っても「つまらない。カネを返せ」というクレームがこないようにするという基準だ。

 

57のテーマについてそれぞれ2冊ずつ本が紹介されている。

しかも、何度も繰り返すが、圧倒的な読書量を誇る佐藤優に厳選された本たちである。

57×2=114冊の本である。

これが僅か300ページの文庫本に収録されているにも関わらず、非常に魅力的に伝えられている。

114冊の本があればきっとどこかに自分の興味に近いような本に出会えることは間違いないと思う。

私自身、所有している本がいくつか紹介されていただけでも嬉しかったが、それだけでなく所有している本に対する佐藤優目線での解釈を知ることが出来るのがなによりよかった。

 

読書好きの方が読めば、間違いなく楽しめるだろうし、佐藤優自身も今まであまり本を読んだことが無いという人を思い浮かべながら本書を書いたと述べている。

是非、手に取っていただきたい。

また、私のようにブログを通じて本を紹介する人にとっては比較的短い文章で効果的に本を紹介するスキルが重要であるが、そのようなスキルを磨くという点でも本書は効果的だと考えられる。

是非、知的野蛮人を目指そうではありませんか。

 

「知的野蛮人」になるための本棚 (PHP文庫)

「知的野蛮人」になるための本棚 (PHP文庫)

 

 

佐藤優の知的野蛮人になるための本棚という本ではあるテーマに対して2つの書籍を通じて理解を深めるという方法を取っている。

似たような本として、瀧本哲史の読書は格闘技という本がある。瀧本哲史も自身が速読塾を開講するなど非凡な読書家である。

読書は格闘技という本ははテーマにそって本を2項対立で紹介するという方法が取られている。

知的野蛮人になるための本棚と比較してみても面白い。

読書は格闘技

読書は格闘技