満月なのでご紹介します。

社会問題(特に動物問題)と読書のブログ

英イングランドで生後6ヶ月未満の子犬・子猫の販売禁止へ、では日本は?

先日紹介したRSPCAというアニマルポリス団体のツイートを見ていると素晴らしいツイートが流れてきた。

 

このツイートを見たのは昨日なのですが、今日、世界中のニュースサイトに拡散されていました。それがこちらです。

www.bbc.com

 

つまり、英イングランドで、生後6ヶ月未満の子犬 ・子猫の販売が禁止されたとのことです。

素晴らしい英断だと思うのでもう少し詳しく書いていきたいと思います。

 

生後6ヶ月未満の子犬・子猫が販売禁止になることについて

個人的には生後6ヶ月未満の子犬・子猫が販売禁止になるメリットは少なくとも2つあると思っています。

①社会性を身につける8週齢規制

子犬や子猫をあまりにも早い段階で親元から引き離すことは、彼らが彼らの親から社会性を学ぶ機会を失わせてしまうことであり、問題行動を起こしやすい傾向があることが報告されています。

その結果、捨てられてしまう犬猫がいたりと、動物愛護の精神の強い国家は生後8週間は親元から離してはいけないという法律を作り、子犬や子猫の社会性を育む時間を取るようにしています。

それが8週間であり8週齢規制と呼ばれるものです。

 

イギリスでは8週齢規制がすでに導入されています。それをさらに大幅に6ヶ月伸ばすということが、イギリス人がどれだけ動物愛護の精神に富んでいるか、ということを示しています。

 

 

②販売までのリードタイムの増加

当然のことですが、ペットを飼育するにはお金がかかります。

それはブリーダーも同様です。資金回収を目指した場合には、生まれた子どもは1日でも早く手放したいというのは当然の心理だと思います。

ただ、今回の法改正で6ヶ月間は子どもを手元に置いて育てる必要が出てきました。

これはビジネスとしては非常にわりの悪いものになることが想定されます。

つまり、動物を金儲けの道具に捉える悪徳業者にとって魅力のある商材ではなくなるということです。これにより悪徳業者が撤退することが望まれます。*1

 

この2点から生後6ヶ月未満の子犬と子猫の販売禁止という取り決めを私は歓迎しています。おそらく多くの動物愛護関係者も同様だと思います。

 

では日本ではどうか?

まず8週齢規制ですが残念ながら実質的には機能していません。

日本でも導入が目指されているものの、ペット業界からの反発も強いとされています。

子猫・子犬販売「生後8週は禁止」議連が案 反対根強く:朝日新聞デジタル

 

それどころか本来、動物のことを思うべき自民党動物愛護議連の事務局長である三原じゅん子氏が全く取り合おうともしていません。

TOKYO ZEROキャンペーン » 三原じゅん子議員と面会 「8週齢は議論のテーブルにも上っていない」(三原議員)

 

残念ながら日本は今こんな状況です。

6ヶ月なんて遥か先のことなのかもしれません。

 

日本でも同様の対応を求める声も

 

おわりに

日本で同様の規制ができない論理的な理由はあるでしょうか?

僕はないと思っています。そして規制を求める声が多くあることも知っています。

いつかこういうニュースを日本が発信できることを願います。 

 

*1:これまで以上に長い期間動物たちが劣悪な環境に置かれる可能性もあるので、そのリスクは潰す必要があると思います。