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クジラの歌

生物多様性の理解と動物福祉の向上を目指して。

【感想/ガニメデの優しい巨人】悪魔の星としての発展を選択してしまったことに対して【ジェームス・P・ホーガン】

悪魔の星という言葉は、

 

ジェームス・P・ホーガンというSF作家の、

ガニメデの優しい巨人という小説に出てきます。

 

ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫)

ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫)

 

 

悪魔の星というのは、地球のことです。

 

ガニメアンという争いを行わない宇宙人が、

地球におけるサバンナやジャングルで行われる弱肉強食の生存闘争を見た際に、

絶望とともに吐き出された言葉です。

 

この言葉がずっと頭に残っています。

 

 ***

少し話が逸れますが、最近、ライフというBCCが制作した

自然界のドキュメンタリー番組を見て、

まさに地球は悪魔の星なのだなと実感してしまいました。

bbcearthjapan.jp

 

この番組ではあらゆる生命の生態が収録されています。

その中でもやはり生存競争については大きなウエイトを占めて放送されています。

例えば、

食虫植物によるハエの捕獲や

チーターによるダチョウの狩り、

カメレオンによるカマキリの捕食

等です。

 

それらを見ると、

他者の命を摂取することでしか、生きていけない生命がほとんどの地球という星は

まさに悪魔の星なのではないかと感じてしまいました。

 

***

私は、この世で最も美しいものは生命だと信じています。

 

しかし、悲しみに満ち溢れていることも事実だと思います。

 

 

地球上に最初の生命が生まれてから、

他者の生命を摂取する生命がはびこる悪魔の星としての運命は、

決定されていたのでしょうか?

進化の過程で、他者の命の摂取を必要としない種は駆逐されてきたのでしょうか?

この地球上で、生き残るためには悪魔にならざるを得ないのでしょうか?

 

生命について考えさせられる、非常に良い番組でした。

 

ちなみにこの本は、星を継ぐものという本の続編になります。

 

そちらに関しても記事にしておりますので、気になる方は読んでみてください。

 

caffeyne.hatenablog.com