animal reading

目指すのは生物多様性の理解と動物福祉の向上。

双子の遺伝子から見るエピジェネティクスという考え方。

今週のお題「いま学んでみたいこと」

 

大学は農学部でした。

それは環境問題に興味があったからです。

特に、大学のパンフレットに載っていた、

「微生物の力で地球を救う」という言葉に惹かれました。

 

その四年後にはちゃんと大学の微生物研究室に配属され色々実験を行いました。

実は、ある国際誌にも私の論文が掲載されております。

 

まー、学生の頃は勉強したなーって感じでしたが、

社会人になってからはなかなか勉強している実感がわきませんでした。

 

 

そこで、何かに興味を持って勉強したいと思いました。

その対象は「生命」や「進化」に関してでした。

 

特に今最も興味があるのは進化に関してです。

ただ、進化ってビジネスにならないんですよねー。

大学の教授も究極の趣味だと言っていました。

 

せっかくなので皆様に一つ紹介したい言葉があります。

 

 

それは、「エピジェネティクス」という言葉です。

英語にすると、epi genetics

epiは追加を意味する接頭語で、geneticsは遺伝学を意味します。

 

エピジェネティクスとは

後天的に遺伝子の機能は変化し、さらにそれが子孫に受け継がれる

という考え方です。

 

これはダーウィンの進化論とは真逆の考え方です。

ダーウィン自身がどう考えていたのかは別にして、

ダーウィンの進化論の考え方は我々の持つ遺伝子はその個体の生涯を通して不変であり、

その個体が生きていく中で獲得した性質は子孫には受け継がれないというものです。

 

 

しかし、近年遺伝学等の発達により、親が獲得した性質の中には

子孫が受け継ぐことができるものがあるということが判明してきました。

 

これってわくわくしませんか。

みんなわが子は目に入れても痛くないくらいかわいいものだと思います。

 

出来るだけわが子に有意義な人生を満喫して欲しければ、

教育ももちろんですが、出産の前に自分を高めれば良いのです。

(逆に、悪い部分を受け継ぐ可能性もありますが。)

 

 

さて、どういった性質が遺伝しやすいのかという研究ですが、

双子の遺伝子という本に詳しい研究結果が紹介されています。

 

 

双子の遺伝子――「エピジェネティクス」が2人の運命を分ける

双子の遺伝子――「エピジェネティクス」が2人の運命を分ける

 

 

この本は、双子の研究です。

本来、双子は同じ遺伝子を持つはずなのですが、行動や人生に違いが現れます。

その傾向を明かそうとするのが本書です。

 

かたっくるしい本ではなく、

幸福遺伝子

才能遺伝子

信仰遺伝子

子育て遺伝子

悪の遺伝子

同性愛遺伝子

等、なかなか雑学的に使えるものも多いです。

 

エピジェネティクスを勉強するにはもってこいの本だと思いますので、

興味があれば是非ご一読ください。

 

この著者11000人を超える双子を研究対象にしているということで、

研究データは膨大に持っています。

 

納得できないことや、まだまだ研究途中のものも多いとは思いますが、

これから「エピジェネティクス」の考え方はますます浸透していくと思われますので、

知っておいて損は無いかと思い、紹介いたしました。