満月なのでご紹介します。

社会問題(特に動物問題)と読書のブログ

人の食に対する好奇心は無限大

ダチョウの卵って美味しいよね。

とか、

カエルの肉は鶏肉と似てるよね。

とか。

 

僕たちの(日本人の?)食に対する好奇心には眼を見張るものがあります。

好奇心の度合いが高いにもかかわらず、比較的目的を達成しやすいからなのか、インスタ映えじゃないけど話のネタになりやすいからなのか、はたまた常に栄養飢餓状態にあった頃の本能がそうさせるのか。

 

僕個人の感覚から言うと知的好奇心によるものが大きいのですが、とはいえ「昨日生まれて初めてビーツを食べたんだよね」というような会話をほとんど聞かないように、珍しい動物を食べたという事実の方が話としてのインパクトは大きく、やっぱり話のネタにしたいというのが大きいのかなとも思います。

 

ただそれって倫理的にどうなのよ?って思ったりすることもあるわけですよ。

捉えなくていい動物を捉えて、食べなくていい動物を食べる。(鶏豚牛を食べとけばいいと言いたいわけではないのですが、、、)

ここは今から倫理です。 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

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けど倫理の問題は人工肉がもっと発展してきたら間違いなく解決します。

クリーンミート(純肉)という動物を殺さない肉を知っていますか? - animal reading

 

なぜなら人工肉が発展すればホワイトタイガーのレバーとか、センザンコウのハラミとかそういう風なものもそれらの動物に危害を加えることなしに食べられる社会が来るだろうことが容易に想像できるからです。

それも人間の持つ食に対する無限大とも言える好奇心ゆえにです。

 

そういう社会は健全ではないのかもしれませんが、それでも動物を大量に多分に苦しめている今の状況よりは間違いなくよいと言えるでしょう。

 

だから僕たちは僕たちのもつ食に対する好奇心をもっと利用して、テクノロジーの進歩に使うべきです。

日本でも人工肉の研究は進められています。世界ではもっと進んでいます。

 

人工肉にも持ち前の好奇心をもって、「昨日、人工肉食べたんだよねー」と言えるような生活を送ってみましょう。

多分、どんなものを食べたよりもインパクトは強いですし、そんな会話が面白いのも、この5年の間くらいだけだと思いますので。