animal reading

生物多様性の理解と動物福祉の向上を目指して。

【感想/動物のお医者さん】北海道大学獣医学部の生活を垣間見つつ、動物とのふれあいを考える。

日本人の動物観に最も大きい影響を与えた本といえば?

 

荒川弘の銀の匙?

 

マキバオー?

 

鳥獣戯画?

 

いやいや、動物のお医者さんでしょう。

 

 

動物のお医者さんと言えば、

日本全国にシベリアンハスキーブームを巻き起こし、

北海道大学の獣医学部の倍率を跳ね上がらせたことで有名な

伝説的少女漫画です。

 

動物のお医者さん (第1巻) (白泉社文庫)

動物のお医者さん (第1巻) (白泉社文庫)

 

 

 

特徴①唯一無二の動物との関係性!

これにつきます。

 

人間と鶏が本気の喧嘩をしたり。

 

猫が関西弁で犬を教育したり。

 

スナネズミは全く人間に干渉しなかったり。

 

過度に擬人化された動物がいないので、人間世界に干渉するというよりは、

自身の世界や価値観を守ることに躍起です。

 

人間側も動物を過度にかわいがるのではなく、

小学校時代の友達同士の関係って感じで、

みんな結構わがままを押し通したりします。

 

こういう動物との関係性の表現って今まで見たことなかったです。

 

こういうとこから、動物とのあり方を考えることもできるのかなって思います。

愛玩動物ではない、同じ生命としてみたいな。

 

特徴②リアルな獣医学部の描写

私は農学部出身なので、全部が全部わかるわけではないのですが、

農学部と獣医学部は共通する部分も少なからずあるので、

獣医学部のリアルな大学生活が描けているという印象を受けます。

 

きっと、どうぶつのお医者さんを読んで、獣医学部に入学された方も

大きなギャップは感じなかったのではないでしょうか。

 

私自身、この本を読んで少し獣医になりたいなって思えました。

受験はめっちゃ難しいのは知っているけれども。

ちなみに北海道大学の獣医学部の倍率は未だに5.0以上ありました。(ひえー)

農学部は獣医師免許こそ取れないものの同じようなことが勉強できます。

偏差値も獣医学部ほど高くは無いので、コスパはまだましですよ!笑

 

特徴③誰も死なない世界

例えば人が身体的にもっと強ければ、クマと相撲もできただろうし、

シャチと一緒に泳ぐこともできたでしょう。

トラに襲われてもかすり傷一つ負わなければ、

動物園にいるトラたちも毎日檻の外に出て、散歩が出来たかも知れません。

(いつかこういう動物福祉が実現することを夢見ています。)

 

人だけじゃなくて、ネコとライオンが対等に喧嘩が出来る世界であれば、

ネコとライオンも一緒に暮らすことが出来たかもしれません。

 

 

捕食者と被捕食者という地球の大前提がある以上、

上に書いたことは難しいのはわかっています。

 

しかしこの漫画ではどんな動物も死なないがゆえに、

そんな楽園を空想させてくれる漫画なんです。

 

 

おわりに

ここに書いたのはこの漫画の魅力の本の一部です。

 

動物好きで、まだ読んだことがないという方は読んでみて損はないと思います。

まずは一冊読んでみてください。

きっとブックオフにもあります。笑

 

他にもたくさん魅力が詰まった漫画ですので、一度読んだことがある方も、

今一度読み返してみてはいかがでしょうか。

 

小難しいことは全く考えずに単純に楽しめるエンターテイメント作品なので!

 

是非!

 

 

追記

第二弾の記事を書いたので、そちらも読んでみてください。

農学部の視点から動物のお医者さんという作品を解説しています。

caffeyne.hatenablog.com