キングコングの西野さんが美術館建設のために3億円の借金を背負い、そしてそれを募金で返済する!として世間を賑わせていますね。
【悲報】キンコン西野、3億円の借金を抱える | 西野亮廣ブログ Powered by Ameba
過去にお金の奴隷解放宣言をした西野がお金の奴隷になってるじゃねーか
とかアンチからも色々言われていますが、僕は西野さんは余裕でこの金額を集めると思っています。
ちなみに西野さんの戦略は300万人が100円ずつ。
僕はこの試みが面白いと思ったので寄付市場のこととからめて書いていきます。
西野さんがお金を集められると思う理由
その①:お金のことを誰よりも理解している
まずは西野さんがお金を集められると思う理由を書いていきます。
それは、一言で言うと、多くの人を熱狂させて巻き込む能力が圧倒的に高いことです。
しかもそれが楽しさを含んでいるんです。
例えば、過去には渋谷のハロウィン後のゴミを集めようといったプロジェクトも大成功させています。
多分今回の資金調達も単なる募金で終わることはなくて、資金を提供した人がなんらかの形で美術館の建設に携われるようなストーリーを持たせるんじゃないかと思います。
ちなみに資金調達の過去の彼の実績を挙げると、絵本『えんとつ町のプペル』に関係するクラウドファンディング で1億円を調達した実績があります。
そのあたりのことは、革命のファンファーレというとても売れた本に書いてあるのでぜひ読んで下さい。
その②:西野さんの熱狂について行くオンラインサロンメンバーがいる
革命のファンファーレでは繰り返し述べられることがあります。
それは、
信用が重要であること。信用がない人間はこれから資金を集めることができないということ。
です。
西野さんはテレビに出演しながらも嘘をつかないことを大切にして来たことで、先輩芸人のO村さんに説教されたり、多くの人に嫌われたりしながらも信用を積み重ねて来ました。
その結果、彼が運営するオンラインサロン の『西野亮廣エンタメ研究所』は現在7000名近くのメンバーが集まっています。
オンラインサロンというのは、多くの場合、参加者がお金を払って中心となるメンバーと一緒に何かを行っていく団体です。
お金を払わなければならないという仕組みによって、熱狂度の高いメンバーのみが結果として残っていく構造になっています。
そして、西野さんはそんな熱狂度の高いメンバーを7000人も持っています。
現代のように情報が溢れた社会では僕たちはもはや情報の大半を人からの口コミによって得ています。
食べログとかブクログとか全部そうです。面白い本も、面白い映画も自分一人で発見し切るのには限界があります。
それは面白い体験も同じで、オンラインサロン の7000人が中心となって『西野の借金を返そう!』というイベントを行った場合、多くの人がその熱狂につられるはずです。
これが西野さんが借金を返せると思う大雑把な理由です。
もちろんこれからたくさんの企画が遂行されていくことは間違いないので、興味のある人は目を話さないようにして下さい。
今回の取り組みが日本の寄付市場のベースアップにつながってほしい
ここからちょっとだけ、日本の寄付市場の話をします。
僕はこの西野さんに募金するという体験を通して、多くの人が寄付に目を向けられるようになったらと期待しています。
今回、西野さんは300万人から100円ずつ、合計3億円集めたいと言っています。
では、それは日本の寄付市場においてどれくらいになるのでしょうか?
2017年の日本の個人寄付総額は7756億円であり、寄付者数は4571万人です。
こうやって考えると、3億円という数字はそこまで大きいものではありません。
ですが、300万人という人数はものすごく大きいということはイメージできると思います。
ここに僕はとてもわくわくしています。
寄付市場が盛り上がれば、社会はもっと面白くなるはずなんですよ。
ということで、西野さんの借金返済への募金を僕からもお願いします。
寄付市場のデータはすべて、寄付白書2017から引用しました。