世界で一番賢いと言われているミミックオクトパスを知っていますか?
タコって墨を吐いたり擬態したり8本の足を使いこなしたり、明らかに異質ですよね。
ヘビのような毒と、オウムのようなくちばしと、古風なペンに使うようなインクを持っている動物。
— 西村春樹 (@whale_songz) 2018年12月2日
そんなタコですが実はかなり知性が高いということを知っていましたか?
ボトルに入ったカニ(エサ)を食べるためにボトルを開けたり、人が両腕を上げるとそれを真似して二本の腕を上に上げるタコも報告されています。
ただ残念ながらそういうタコの知性をまだ知らない人も少なからずいると思います。この記事はそんな人に届いて欲しいと思っています。
なぜなら僕は動物が知性を持っていると確信していて、それをもっと伝えたいからです。
さらに言えば犬や猫が知性や感情を持っているというのは多くの人が認めるところだと思うのですが、タコが実はめっちゃ賢いということを知れば結構インパクトあるじゃ無いですか。
そrを証明するために今はタコの知性に関する本を読んでいます。
この本が控えめに言って異常に面白いので今度しっかりと紹介したいと思うのですが、この本にちらっと出て来たミミックオクトパスというタコが死ぬほど不思議で面白いのでぜひ紹介させてください。
ミミックオクトパスを知って欲しい。
まずはこの動画を見てください。というかこの動画だけ見てください。
めちゃくちゃ面白くないですか? 地球上にこういう生き物がいるんです。しかも僕たち脊椎動物と違って無脊椎動物です。
こういうの見ると人間が賢いっていう傲慢さを捨てれて好きです。
動画を一緒に振り返りましょう。
何してるかわからん状態。マジで。意味あんの?少なくとも分かるのは僕はタコの知性が理解できるほど賢くないということです。
カレイっぽく泳いでる状態。左がタコです。この泳ぎ方で生存競争にメリットあるの?
ウミヘビっぽくなんかしてる状態。ウミヘビとか喜んで避ける対象じゃない?何かから逃げてるの?←後述しますがあってました。
これが一番やばい。なんか二本足で地面走ってる。泳いだ方が早いでしょ?ねぇ。どういうこと?映えを意識してるの?
やっぱり逃げるときに擬態することになってるらしい
ミミックオクトパスは他の捕食者に擬態することで自らの身を守っており、このような擬態はベイツ型擬態と呼ばれている。この擬態を行う生物は他にもいるが、ミミックオクトパスは複数種類のベイツ型擬態を行うことに特色がある。何種類の擬態を行うのか正確な数は不明だが、擬態の対象となるのは毒を持つ生物であることが多い。よく知られているものは以下の通り:
ミノカサゴ – 腕をミノカサゴの鰭のように広げる
ウミヘビ – 2本の腕を広げウミヘビのように泳ぐ
カレイ – 腕を全て同じ向きに揃えカレイのように泳ぐ
クラゲ – 体部から腕をクラゲのように垂らす
これらの擬態は遭遇した捕食者の種類によって使い分けられている。例えばスズメダイの攻撃を受けたときはその天敵であるアオマダラウミヘビに擬態する。
(wikipedia)
wikipediaによるとやっぱり捕食者に遭遇した時に擬態するようです。
だとしてもカレイはわからん。
地球最高!
こういう変な生き物がいるって面白くないですか?こういうのもダーウィンの進化論で説明できるんでしょうか?
擬態がうまい生き物が選別されてその方向に進化していったというような説です。積極的な擬態の能力って個体差がありそうなので、なんか進化論では説明できない気がします。ぜひダーウィンに見せたかった。
今のところ日本の水族館でミミックオクトパスを常に見られるところは無いようですが、東京のサンシャイン水族館などでは特別企画だったりでたまに見られるようなので、もしミミックオクトパスに出会った人はその擬態能力を楽しんで見てください。
さぁ『愛しのオクトパス』の続きを読もう。面白いよー。おすすめだよー。