animal reading

社会問題(特に動物問題)と読書のブログ

社会活動に興味のある私が就活前に読んでおきたかった本『社会貢献でメシを食う。』

何を大切にして就職するか。

 

これは就活を控えた学生にとって非常に重要なテーマだと思います。

そして、そのために本を手に取る学生もたくさんいると思います。

インターネット産業などある特定の業界について詳しく書かれた本だったり、就職四季報のような全体を俯瞰できるような本だったり。

そんな中でも、私が読んだと記憶しているのは研究室に置いてあった『就活のバカヤロー』と『若者はなぜ3年で辞めるのか』という本でした。

正直内容を全く覚えていないので、今になってみればあまり読んだ意味はなかったのかなと思います。(良く売れた本みたいですが。)

 

そういった本よりも、就活前に読んでおけば人生変わったかもな、と思う本に最近多数触れているので、今回はその中の一冊を紹介したいと思います。

それは『社会貢献でメシを食う。』という本です。

この本は社会貢献を志す若者を応援するプロジェクト「世界を変える100人になろう」のオフィシャルブックとして出版されています。

「世界を変える100人になろう」は2014年まで活動していた学生向けのイベントで、この本の慣習も行っている米倉誠一郎教授が塾長となり、日本の新しい未来を切り開くためのイノベーションを探索しようという内容だったようです。

(調べた限りでは現在は開催されていないようです。)

言ってしまえば、世界を変えたいと思う学生たちの多くに読まれてきた本であり、この本を読んだ多くの方が良い影響を受けて、日本、そして世界を変えるイノベーションを作ってきたといっても過言ではありません。

事実、米倉誠一郎教授をメンターとしている社会企業家の方は私が知るだけでも、フローレンスの駒崎弘樹さん、e-educationの税所篤快さんがいます。

興味のある方は彼らの書籍も読んでみてください。

 

話を本書の紹介に戻します。

本書では、社会貢献をするうえで4つの方法を示しているのが凄くわかりやすいです。

『社会企業家になる』『NPO/NGOに就職する』『プロボノとして活躍する』『企業に就職して社会貢献する』この4つが本書で紹介される社会貢献への選択肢です。

 

そして、上記4つの選択肢についてそれぞれを比較しながらわかりやすく解説してくれるのが本書のもっとも魅力的な点であり、そして、これらの紹介に実に本書の50%以上のページが費やされています。

(一つの専門分野に特化した本は他にも多数あると思いますが、比較しながら読める本はなかなかないと思います。)

このことからも著者が若者に何かの形で社会貢献をしてほしいという強い思いを持っていることがうかがえます。

 

詳しい内容は省略させて頂きますが、本書は学生だけじゃなくて『社会貢献=NPO』とか『就職≠社会貢献』とかって考えていた方にも是非読んでみてほしいと思います。

正直に言うと、この本は私が知らなかっただけで、私が就職活動をする前から出版されていました。(私にとってはこの本は今出会うべき本だったのかも知れませんが。)

就活が始まってしまった後の学生は視野が狭くなる傾向にあるので、このような本に出会う確率も非常に低くなってしまうことが容易に想像できます。しかし、私は学生とこの本を無理やりにでも出会わせてやりたいと思っています。

このブログを読んだ方、是非周りの学生にこの本を紹介してあげてください。

 

もちろん、もし、当時の私が本書を読んだとして、どれだけ感化されたのかは疑問が残ります。しかし、企業に就職する以外の選択肢を頭の中に入れておくということはその後の人生を考える上でも有意義だったはずだと確信しています。

また、この本は社会貢献だけでなく、どのような専門知識を手に入れどのように生きていくのかということにも通じる部分も書かれています。

そういった意味でも読むに値する、自信をもってお勧めできる本の一冊です。

是非読んでみてください。

 

最後に、本書の中で私が最も好きな文章を紹介して終わります。

 社会貢献とは、誰かの絶望に寄り添うことではない。希望を生み出し共有することだ。僕らが目指すべきは、涙の共有ではなくて、笑顔の共有だ。

自分の力で笑顔の連鎖を作り出すことが出来たら、人は誰でもハッピーな気分になれる。本当の自分に出会うとは、こういうことだとわかるだろう。だから、社会貢献は自己犠牲ではなく、”自己実現”なのだ。