ホリエモンの『健康の結論』を読んで、やると決めた3つのこと。
絶賛ストレス性の肋間神経痛*1に悩まされている西村です。
肋間神経痛なんて背中が痛いだけだし、肋間神経痛で死んだ人っておそらく人類史上いないです。それでも頭の中は『背中痛い』で溢れるので、とんでもなくQOLを下げてしまってます。無念。背中痛え。
そんな僕も人並みには健康に興味がありまして、ホリエモンの『健康の結論』がなかなかにいい本だったので紹介したいと思います。
ホリエモンと健康
いや正直違和感ありますよ。
ホリエモンってお世辞にもスリムな身体とは言えないし、暴飲暴食のイメージすらあります。ですが、ホリエモンって少なくとも睡眠にはものすごく気を遣っていて毎日少なくとも8時間は寝ていると述べています。
そして何よりもホリエモンは人よりも死にたくないという意思が強い。いや「俺は死なない」と言い切っていた気がします。
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そんなホリエモンですが、実は「予防医療普及委員会」の発起人であるほど、健康への意識は高いのです。
そんなホリエモンが健康の結論という本を書いた意図がすごく優しい。
本書は僕がここ数年、ドクターたちに取材し、見聞きしてきた実感から重要だと思った「防げる死を防ぐ」方法を、診療科を横断し、できるだけ専門用語を使わずに解説しようと考えて企画したものだ。ここに何もかもが網羅されているわけではないが、日本人の死因として押さえておくべき病気とその予防について触れている。予防医療について意識する入り口にしてもらえたらと思う。
なにこの優しさ。この一文だけで読んでみたいと思いませんか?
この記事ではそんなホリエモンが意識する予防医療のうち、特に実践したいと思ったことを3つ紹介します。
1.死にたいと言われたら、ワンオペではなく、チームで支えよう。
日本は若者の自殺者数が、他の先進諸国に比べて圧倒的に高いそうで。特に知っておきたいのは15〜39歳の死因では「自殺」が事故やガンなどを上回っているということです。
だから自分の身の回りで「死にたい」と考える人が出てきてもおかしいことではない。と知っておくべきだと思いました。
そしてそのときに少なくともベターな選択肢を取りたいと思います。その選択肢の一つが「誰にも言わない」という約束をするのではなく、プロの支援者のいる機関に相談するということです。身内以外の人を仲間にいれてチームで考えていく。このことを覚えておきたいと思いました。
というかこの本を読んでいなかったら、「死にたい」と打ち明けられたら多分パニックになっていたと思うんです。それに備えることができただけでもよかった。
なお、精神科医である松本俊彦先生の言葉が素晴らしかったのでそれも紹介させていただきます。
「死にたい」という言葉には、「死にたいくらい辛いが、この辛さが少しでもやわらぐのであれば、本当は生きたい」という意味があります。最低限必要なのは、安心して「死にたい」と言える誰かがいることなのです。
2.ピロリ菌やばいって本を買って検査受ける
日本人のがんの役25%は細菌やウイルスによる感染症が原因と言われているって知っていましたか?
胃がんの場合には、ピロリ菌への感染が主な原因らしく、そのことについてもホリエモンは本を書いているそうな。
この本の何が面白いって、ピロリ菌検査キットがついているそうなんですよ。だからこの本を早速amazonで買って検査を受けてみたいと思います。
ホリエモンってこういう体験をつくって多くの人をその世界に踏み込ませてあげようとする優しさが素晴らしいと思うんですよ。アーリーアダプターの数を増やすというか。
僕もそこに甘んじて、ピロリ菌の勉強をしつつ検査を受けてみようと思います。
その結果も伝えたいですね。
3.歯医者に行ってクリーニングしてもらう
歯って思ったよりも大切でした。しかも歯周病は脳卒中や心疾患を引き起こすという指摘もされているそうな。だから歯のケアが健康寿命につながります。
そのために行いたいことの一つがデンタルフロスの使用です。アメリカでは「フロスorダイ(死)」というくらいで、子供時代から食事を終えると、必ずデンタルフロスでマウスケアをさせる習慣があるそうです。
個人的には定期的に行っていたデンタルフロスの頻度をあげようと思うのですが、それ以上に、これからは定期的に歯医者に行ってクリーニングをしてもらおうと思いました。
ホリエモンも本書の中で最低でも年に2回は何も不調がなかったとしても歯医者に行くべきだと言っているし、年2回であれば相当ハードルが低いのでまずはこちらを最優先したいと思います。
なぜなら歯の構造から、口内の歯周病菌の除菌は非常に難しいらしく、自分自身の歯磨きではうまく除菌できないだろうことは火を見るよりも明らかだからです。
おわりに
健康にありたい。というのは誰しもが考えたことがあると思うのですが、具体的な行動をしかも積極的な予防って何をしてきたか思い出せますでしょうか?
僕は正直思い出せないです。だからつまりほとんど行ってこなかった。
でもホリエモンはその真逆で、全力で予防医療に取り組んでいる。彼は健康にありたいどころか死ぬつもりがないから。
そんなホリエモンが彼の知識を全てひけらかしてくれている。こんなにいい本はないと思います。個人的には大ヒットした多動力なんかよりも万人にオススメしたい本ですし、何よりも親に買ってあげたいと思いました。
*1:肋骨の神経が痛むやつ