animal reading

社会問題(特に動物問題)と読書のブログ

生きものと人間が接触するという事故を減らしたい。

一寸の虫にも五分の魂という言葉が好きだ。

 

大辞林で意味を調べると以下の通りであった。

小さな者・弱い者でも、それ相応の意地や感情はもっているから決してばかにしてはいけない。(原文まま抜粋)

 

虫のような小さな命もかけがえのないものですよ。というような意味だと想定していただけに、驚きと失望を隠せなかった。

『それ相応の』とか言ってしまっている時点でちょっとばかにしている気もするのだが。。。

 

まぁ、そんな小さなことはおいておく。

 

 

一寸の虫にも五分の魂

兎にも角にも私は一寸の虫にも五分の魂という言葉を大切にしていて、虫を見かけるとこの言葉が結構な確率で頭に浮かぶようにまでなった。

だから、家に侵入した虫もほとんどの場合、(気づけば)逃してあげる。

蜘蛛だろうと、カナブンだろうと。だって、みんなみんな生きているんだ友達なんだの精神である。

 

ただ、『ごきげんよう、おひさしぶり』を省略した黒いカサカサしたやつは捕獲できる自信がないので、申し訳ないが、退治させていただいている。

この言葉遊びは私が尊敬する伊坂幸太郎氏が開発したものである。

詳しくはエッセイを読んでいただきたい。伊坂氏は他にもその名前を呼んではいけないあの人のことを小説の中で『せせらぎ』と呼んでいた。

名前が爽やかになるだけで印象も大きく変わる。名前に対する印象も時代とともに変遷するものなので、ゴキブリという名前が愛されるような時代が来たらなと思う。

3652: 伊坂幸太郎エッセイ集 (新潮文庫)

3652: 伊坂幸太郎エッセイ集 (新潮文庫)

 

 

まぁ、今は退治してしまっているが、虫にも愛情を持っている私である。

できればどんな虫も殺したくはない。

そして、どんな虫も無駄死にして欲しくない。

これがこの記事の趣旨である。

 

そしてちょっと話が逸れるが聞いてほしいことがある。

 

人間と動物の遭遇は事故である

残念なことではあるが、この世界において生き物の命を救う一つの方法として、動物の生きる世界と人間の生きる世界の境界をはっきりさせるというものがある。

 

これは打越綾子氏が書いた『日本の動物政策』という本に書いていたことから着想を得たものである。軽井沢市が実際に行なっていることを以下抜粋する。

ツキノワグマが出没するエリアでの緩衝帯整備工事である。住宅や通学路ギリギリまでやぶが迫っていると、そこにクマやイノシシが潜んでいても、すぐ近くに寄るまで互いに気づかない可能性がある。これではバッタリ遭遇による事故が起きかねないが、下草や倒木を片付けて見通しの良い森を作れば、人間と野生動物の事故のリスクを減らすことができる。

 

そう、残念ながら人間と他の生き物が接触してしまうことは事故なのである。

この事故を如何に減らしていくのかというのが軽井沢市が実際に取り組んだことであり、私が素晴らしいと思ったことである。

 

そして、この取り組みの中で著者はこのように述べている。

人間社会のためだけでなく、野生動物のために直接的に貢献できたこともある。それは、「野生動物を人間にとっての加害者にも被害者にもさせないことが大切である」という教訓を住民の中に広げられたことである。

 やはり、互いのために何かがしたい。

その気持ちは私も持ち合わせており、だからこそ緩衝帯を整備し、互いに見晴らしをよくしたという試みが強く頭に残っていた。

事故をなくすこと、それも動物の命を守る大切な行為である。

 

LEDライトや人感センサーで虫の命を守ろう

ここからは完全に私の思いつきの話になる。

この見出しでピンとくる方もおられると思うが、LEDライトとか人感センサーにするだけで虫と人間の事故は圧倒的に減ると思う。

(LEDライトは虫が寄って来にくいタイプのライトで、人感センサーライトは人が近寄った時にだけ明るくなるライト。)

 

というか、コンビニとかではすでに広く受け入れられている。

だから自動販売機とか駅のホームとかマンションとかこういうのをどんどん取り入れていってほしい。

国が補助したっていいと思う。

 

皆さんも夜の地球で日本が異常に明るくライトアップされている写真を一度は見たことがあると思う。

今思うとあれはそれだけ虫が寄っていることに他ならない。私もこんな記事を書いてはいるが虫は苦手な方なので、できれば虫とは接触したくないと思っている。

でもあの夜の光を思い出すと、日本は虫との事故率が非常に高い国なのではないかとも思う。全く誇らしくない。虫大国日本。

 

だから、LEDライト、人感センサーである。

 

というか、極端な話、コンビニなんて10時くらいにしまってもいいんじゃないのと思う。

 

人のことばっかり文句を言っていても仕方ないので、まずは自宅のライト関係を見つめ直していただけないかと思う。

多分、省エネにもなる。

 

いのちをだいじに

最後に、今大流行りのドラクエをやっているなら、嫌ほど目にする言葉だと思う。

いのちをだいじに。

ガンガン行かなくていいので、いのちをだいじに。そして、一寸の虫にも五分の魂。

 

これらの言葉を今一度見つめ直して、生きものと人間が接触するという事故を減らしていければと思う。

 

 

日本の動物政策

日本の動物政策

 

 

 

今一度この言葉を見つめ直して見てほしいと思い書いてみた。