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社会問題(特に動物問題)と読書のブログ

1年以上ベジタリアンっぽいことをしてみた理由とその感想。その他もろもろ。

1年以上ベジタリアンっぽいことをやっています。

日本にはまだまだベジタリアンとかヴィーガンをやっている人は少ないので、「肉あんまり食べないようにしてるんですよー。」っていうと、結構変な目で見られます。

きっと皆さまの周りにもベジタリアンやっている人って少数派でしょう。なので、逆にいえばその考え方って書くと面白いと思ったので書いてみました。

 

 

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ベジタリアンっぽいと書いた理由。

誤解のないように先に書いておきますが、私は完全な菜食主義ではありません。

肉を食べないと決意してからは、今まで普通にしてきたよりも、肉を食べることを極力避けてきた程度です。つまり、自発的に肉を食べる回数を減らしました。

だから、買い物をするときに肉を買わない、外食のときにも極力肉を選ばない。その程度です。逆に言うと、受動的なところ、会社の飲み会や親族の集まりなんかでは肉は食べていました。

 

また、食べないように意識したのは肉だけです。牛・豚・鶏・その他の肉を食べない。

卵や魚などについては食べていました。

ただ、卵については動物福祉を考慮したものを食べていました。

caffeyne.hatenablog.com

 

だから、ベジタリアンっぽいとしました。本当にベジタリアンをされている人からすれば、お遊びのような内容かも知れません。それでも、私の食肉に対する考え方は大きく変わりましたし、それなりに大変だったので、そのことについて書いていきます。

 

ベジタリアンになる理由

一般的にベジタリアンになる理由は実は複数あります。

1.健康によさそうだから

2.宗教上の理由

3.肉が嫌いだから

4.動物を食べることに抵抗があるから

大別するとこんな感じじゃないでしょうか。

私は、4の動物を食べることに抵抗があるからという理由からベジタリアンっぽいことをしています。

芸人の小藪さんは3の肉が嫌いという理由で肉を食べないようにされています。そのことについても芸人らしく面白おかしく語っているので確認してみてください。

caffeyne.hatenablog.com

 

ベジタリアンへの反論

なぜかわかりませんが、ベジタリアンはネット上では非難の対象になることが多いように感じます。

その内容としては、

『ベジタリアンなんて健康にいいわけないんだからただの自己満足だ。』とか、『(大豆のお肉という肉のように加工された大豆をみて、)ベジタリアンだって肉を食べたい気持ちを抑えてるのがまるわかりだ。偽善者だ。』とか色々あります。

そのたびに思うのですが、ベジタリアンにだって色んな理由があるんです。

私自身も肉がおいしいことは知っているので、肉を食べたいなー。とよく思います。別にその気持ちを隠している訳じゃありません。その気持ちと動物への想いを天秤にかけて、肉を食べない選択をしているだけです。

もちろん、宗教上の理由でも健康上の理由でもありません。

 

だから、非難する人にもせっかくなのでベジタリアンにも色々あるんだよということだけ知っていてほしいです。非難するにしても実りのある非難をしてほしいというのもおかしいんですが。。。

 

日本でベジタリアンをする難しさ

これは本当に難しいです。まず外食が厳しい。

ラーメン屋と牛丼屋と中華料理屋が多すぎます!なので、外食と言えば寿司ばっかりになりました。(水産資源も限りがありその乱獲が問題視されているので、本当は配慮すべきなのですが、私には肉を食べないという線引が今のところ限界です。)

 

自炊はもっぱら鍋(野菜と卵と魚)ばっかりになったんですが、市販されている鍋のスープもほとんどがチキンエキスとか入っています。

 

あと、ヴィーガンレストランもちょくちょく行きましたが、ほとんど不味くもないけど美味しくないってのが現状です。。。

唯一、マジで美味しいと思ったのが、東京駅に入っているT'sたんたんです。

caffeyne.hatenablog.com

 

ということで、日本でベジタリアンをやるのは結構厳しいです。特に自炊するとかお弁当つくるとかそういうような時間さえ惜しい人には本当に厳しい。

本当のベジタリアンは外食なんかせずに毎日お弁当も作るのでしょうが、私はベジタリアンだけを突き詰めたいわけではないので(他の事にも時間を割きたかったので)、正直ベジタリアン食を外で食べれないことには苦労しています。

ただ、それは日本に旅行に来る外国人の方も同じ思いをしているということでしょう。実際、T'sたんたんに行くと半分くらいは外国の方です。

日本人と外国人を含めると完全に需要と供給がマッチしていません。特にこれから東京オリンピックがあるので、ベジタリアン食のニーズはもっともっと高まります。

ただ、これは間違いなくビジネスチャンスです!なので、おいしいベジタリアン向けのレストランについては手をだしたもの勝ちになると確信しています。

ちなみに、私の印象だとスタバは常に1品位はベジタリアン向けのフードメニューを置いていてくれる気がしています。

そんな風に、各飲食店が1品ずつくらいはベジタリアン向けの美味しいメニューを考えるというのもいいと思います。

 

一年以上ベジタリアンっぽいことをやってみて。

健康面:気にしてなかったからよくわからない。特に病気をしたとかもない。(若いし)

楽しさ:もともと料理をするのが結構好きだったんですが、肉を扱えないとなるとその楽しさは正直減りました。これが結構つらい部分ですね。ただ、そんなことすらベジタリアンっぽいことをやってみて気付いたことです。

お金:かかる。肉安い、野菜高い。牛丼安い、寿司高い。平飼い卵高い。

買い物:早くなる。肉のコーナーはスルーなので。

満足度:よくわからない。日本全体の肉の消費量が減ったとか、家畜の数が減ったとかなかなか実感わきにくいです。周りに肉を食べることを減らした人がいるわけでもないし。

 

 

こう考えると、いいことってあんまりなくてどんなけドMなんだよって感じなんですが、それでも私は今までみたいに積極的に肉を食べることはないです。

肉を食べることに少しだけ疑問を持ってしまったので。

 

ベジタリアンになるために必要なこと

私の取り組みって本当のベジタリアンの人達から比べたら、お遊びみたいなものだと思います。

それでもそれなりに辛い部分はありましたが、少なくとも1年以上継続できてきたのは、動物に対する暴力を減らしたいという強い思いがあったからです。

 

逆にいえば、そのような決意がないとベジタリアンは本当に難しいです。本気でやるなら周囲の方のサポートは間違いなく必要になるわけですし。

だから、これまで私は誰かにベジタリアンを勧めたことはありません。誰かに勧められただけで実践できるようなものでは無いのは身をもって知っているからです。

そしてこれからも誰かにベジタリアンを勧めることはありません。私がするのはせいぜい、たまに「肉あんまり食べないようにしてるんすよー」とか言ってみたり、飲み会での注文を野菜多めにするくらいです。笑

 

伊坂幸太郎の重力ピエロという小説に『本当に深刻なことは陽気に伝えるべきなんだよ』という大好きな言葉があります。

動物への暴力もそんな風に減らしていきたいと思っています。ぬるいと思われるかも知れませんが、その方法が自分に一番しっくりきていて、効果的だと信じています。

 

これからベジタリアンを始めようという人に伝えたいこと

動物福祉のことを思ってベジタリアンを始めたいという人に、この分野に関してはちょっとだけ先輩なので、伝えたいことがあります。

食生活をがらっとかえるということは思った以上にヘビーです。だから最初から完璧を目指すとしんどいので、たまには自分に甘えながらやっていくほうが長続きして、結果的にいいと思います。

肉を食べるということをいつも以上に意識してみる→肉を食べる量を減らしてみる or 乳製品をやめてみる or 卵を食べるのをやめてみる。とか色々やり方はあります。

 

0から完璧を目指すと原理主義的になって思考の方向も良くない方向に行きがちです。

だから、肉を食べるということに疑問を持っただけでも素晴らしいと思ってゆるくやっていきましょう。

 

今後どんな社会になって欲しいか

多くの人の肉に対する意識が変わればと思います。今よりもほんのちょっとだけでいいので。一人がベジタリアンになるよりも、皆が肉の消費量を減らすことの方が明らかに効果的です。

肉の消費量を減らすといっても、私のようにする必要はなくて、お腹一杯なのに肉を追加注文しないとか、居酒屋で肉を残さないとかそんな感じでいいと思います。

そんな風にゆるい意識でも実践すれば大きく社会が変わります。それが結果として一番いいんじゃないかなと思います。

そして、この記事はそのための私の第一歩です。

 

長文にお付き合い頂きありがとうございました。

 

参考文献

子どもからの質問をきっかけに、バーベキュー好きだった家族がベジタリアンになっていく過程の実話。こんな考え方もあるんだときっと気づけると思います。

わたしが肉食をやめた理由 (いのちと環境ライブラリー)

わたしが肉食をやめた理由 (いのちと環境ライブラリー)

 

 

何回も紹介してきた本。正直読むのは精神的にきつい部分が多いので、読む際には覚悟をもってお願いします。それでもやっぱり読まれるべき本だと思います。

動物の解放 改訂版

動物の解放 改訂版

 

 

 記事にもしています。

caffeyne.hatenablog.com