社会問題に関心のある人が陥りがちな無力感とそれを緩和する方法について
社会問題の解決を目指すリディラバという団体が主催するR-SICというカンファレンスに行ってきました。
リディラバは普段は社会問題を扱うリディラバジャーナルというweb雑誌を出版していたり、スタディツアーを主催したりしています。
そのリディラバの代表の安部さんがこのように言っていました。
「(社会問題の解決について)アクションベースだとハードルが高く、結果として無力感につながる。だからシェアすることで少しでも無力感を緩和したいという思いがある。」
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この話を聞いたときにめちゃくちゃハッとしたんですよ。
社会問題というのはなかなか解決できないから社会問題として残っていて、もちろん個人が片手間に解決できるようなもんじゃありません。
社会問題に興味があっても、そういうものに関係のない仕事をしている人がまだ多数を占めると思っています。僕もそうです。
だから関心があるだけで動けていない無力感というのは痛いほどにわかります。僕も今までずっとそう感じていました。
けどシェアすればいいと、社会問題解決の第一人者が言ってくれているのです。
支援したい気持ちがある人の無力感というネガティブな感情まで気にしてくれている。
こんなにありがたいことはないと思います。
シェアだけで問題が解決できるわけではないし、メディアだけで問題が解決できるわけでもないんだけれども、問題を知ることもなしに問題が解決することはありません。
何も知らずに他人に優しくすることもできません。
だからシェアをしよう。そう思えるようになりました。
リディラバ代表の安部さんの本はこちら。竹中平蔵さんとの対談本です。