可愛いは正義と動物多様性について。へんないきものでも愛せますか?
変な生き物を知りたかったらこの本を買うしかない!!
実は結構なベストセラーみたいです。こんな変な本が。
内容はというとへんないきものというよりもキモいいきものが紹介されまくっています。
キモキモキモ。
何やこいつ。。。 どこが本体なんや。。。
動物多様性と可愛さについて
動物多様性を推進している私です。生命の尊さを広く紹介している私です。
動物に対する暴力を減らしたいと常々発信させていただいている私です。
そんな私も再認識しました。
ある動物が保護の対象になるかどうかはその動物の可愛さに比例することを。可愛いは正義という真理を。
ちょっとだけ真面目な話をすると動物保護ができるかどうかの基準の一つとして、共感できるかどうかということがあると思います。というか、これは広く言われていることでもあります。
そして、共感できるかどうかということの要素の一つとして、可愛さがあります。どんなに綺麗事を言おうと、可愛いは正義です。それは残念ながら生命の尊重の尺度にさえ使われます。
嘘と思うならへんないきものという本を読んでみてください。
キモい。
やはりキモい。全く可愛くない。毛も生えてるし。
あなたはムカデメリべを救えますか?
ほとんど確信に近いのですが、目の前に死にそうな猫と絶滅しそうなムカデメリべがいたら多分私は猫を助けると思います。
いや、私以外のほとんどの人も、積極的にムカデメリべを助ける人はいないと思います。
さすがに私も目の前に意味もなくムカデメリべを殺戮しまくっているようなクレイジーな人が現れたら憤りを感じるとは思います。(そんなやばい奴を止められる気はしませんが。)でも正直いってその程度が今の私の現状なのかなと思います。
それでもやっぱり知ろうとすることから動物多様性の理解や動物保護は始まっていくと思うんですよ。
知ったことで、結果としてその種を守るようなことにならなくても、そこまでできなかったとしてもやっぱり私は動物を知ることをやめたくはないです。
キモくとも。多分、ムカデメリべには触れることすらできないけど。
無理やり結論
何が言いたかったのかわからなくなったので、(そもそも言いたいことなんてなかった気もします)無理やり結論です。
ここまで読んでくださった暇な愛情あふれる読者様は少なくともムカデメリべのことは知っていただけたと思います。
私は残念ながらムカデメリべを愛することはできませんでしたが、彼らがピンチの際には助けてあげてください。(ピンチかどうかも知らない。)
ちなみに、ムカデメリべの色がどんなものか知りたかったので、googleで調べようと思ったら、予測変換の上位に『飼育』というキーワードが出てきました。私はそっとタブを閉じました。彼らにピンチが訪れた際には助けてくれる人達がすでにたくさんいました。
ちなみに続編も出ていました。幻冬舎には相当マニアックな人がいるんだと思います。
ただ、いつか必ず買います。全ては知ることから始まるので。
日本の動物福祉にとっての偉大なる一歩!人気漫画『銀の匙』に動物福祉という言葉が登場した!!
ついにここまで来たかという思いです。
『銀の匙』の14巻に動物福祉という言葉が登場したんです!
しかもちょっとしたセリフじゃなくて、ヒロインにとっての大切な場面で使われたんです!
それについては後ほど詳しく紹介します。
興奮冷めやらぬ感じですが、まずは冷静になって動物福祉という言葉がピンとこない人のために動物福祉について紹介したいと思います。
動物福祉とは
wikipediaには以下のように書かれています。
動物福祉(どうぶつふくし、英語:Animal welfare)とは、一般的に人間が動物に対して与える痛みやストレスといった苦痛を最小限に抑えるなどの活動により動物の心理学的幸福を実現する考えのことをいう。
動物福祉という言葉自体非常に広範な物ごとを捉えた言葉なので、wikipediaでもわかったようなわからないような記載がされていますが、簡単に言えば動物の幸福を追求していく考えです。
例えば、動物園に飼育されている動物の退屈を紛らわせるためにアスレチックの施設を作ってあげるのも動物福祉です。
卵を産む鶏を檻の中にぎゅうぎゅう詰めにするのではなく、広々としたところで彼らの本能を十分に発揮できるような環境を整えてあげるのも動物福祉です。
もっと身近なところで言えば、飼い犬の散歩に付き合ってあげるのも広い意味で動物福祉です。
正直に言って、大半の人にとって動物福祉という言葉は聞き慣れなかったと思います。
でも、銀の匙では動物福祉という言葉が使われました。
これはこれからの日本の動物福祉にとって大きな意味を持つと思います。
これからそれを紹介していきますが、まずは銀の匙という漫画について紹介したいと思います。
銀の匙という漫画について
銀の匙 Silver Spoon 1 (少年サンデーコミックス)
- 作者: 荒川弘
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/07/15
- メディア: コミック
- 購入: 27人 クリック: 1,521回
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まずは銀の匙を知らない人のために、少しだけこの漫画を紹介していきたいと思います。
作者は何と言ってもあの大人気ダークファンタジー『鋼の錬金術師』を描いた、荒川弘先生です。
鋼の錬金術師は一言で言うと錬金術をベースにしたバトル漫画だったのに対し、銀の匙は農業高校の漫画です。
繰り返します。農業高校の漫画です。
農業高校を舞台にしたヤンキー漫画ではありません。農業高校を舞台にした農業漫画です。
酪農、農業、馬術。なんでもござれです。
一見すると地味なのですが、(いや、何度見ても地味なのですが)、これが面白い。
荒川弘先生自身が北海道の農業高校出身なこともあって、漫画に強いリアリティがあります。
何より私自身がこの漫画がすごい!と感じて、ずっとこの本を買っている理由の一つが、物語の初期の段階で動物倫理を扱っていたことからでした。
その内容は、主人公を含む学生たちが自分たちで育てた豚を最後には食べるのかどうかと悩む点です。私は肉を食べるということについて主人公たちと一緒に悩んでみるということは大切なことのように感じました。
そしてこの漫画の最もいいところは、シリアスな面とユーモラスな面が非常にいいバランスをとっていることだと思っています。
飼育した豚にしてもそもそも豚丼と命名してるし(食べる気満々じゃないかと言いたくなる)、結局彼らは豚丼を悩んだ末に食べることにするんですが、それを食べた登場人物たちが皆美味しそうに食べるんです。笑えるほどに感激して涙さえ流します。
そのバランスが読後の不快感を残さない。
これは荒川弘先生が大切にしていることなんじゃないかなと勝手に思っています。
動物福祉の言葉が登場したシーン
では主題の、動物福祉が登場したシーンを紹介します。
これはヒロインの大学受験の面接の場面です。
ニコニコした女子高生相手に辛辣な面接官のギャップ。このユーモラスな感じが大好きなんです!
真面目な話をしますが、この漫画において、このシーンはそこまで大きな意味は持っていないと思います。別にここでのセリフが『動物行動学を中心に学びたいと思っています!』でも『獣医学を中心に学びたいと思っています!』でも物語の本流は大きく変わらなかった可能性があります。(それはもちろん今後の展開次第ですが。)
ただ、荒川弘先生はここで『動物福祉』という言葉を使ってくれました。
そして、多くの読者に『?』を浮かばせたことだと思います。その中でも特にアンテナの強い人は動物福祉について調べるだろうし、もしかしたら動物福祉を大学で学びたいと思うかもしれません。
大げさかもしれませんが、私はそれくらいここでのセリフの選択は日本の今後の動物福祉に非常に大きな影響を与えたのではないかと思っています。
そして荒川弘先生はそのことを狙ったんじゃないかと思います。
それに対する面接官のセリフが『人間嫌いなんじゃないの?』はあまりに辛辣で笑ってしまいましたが。笑
ちなみにこの面接官もきちんと動物福祉のことを考えた上での質問でした。
私もこの言葉にちょっと面食らってしまった部分があります。動物福祉の泥臭さを伝えてくれているのだと思います。
ちなみに、それに対するヒロインの返答はちんぷんかんぷんです。笑
まとめ
銀の匙が面白すぎるためにちょっと話が脇に逸れましたが、動物福祉という言葉が大人気漫画に出てきたことは本当に嬉しかったです。
この言葉が漫画に出てきたこと自体、日本の動物福祉がある程度成熟してきたことを示しているのではとも思いました。
そしてこれからもこの漫画を一つのきっかけに、一人でも多くの方が動物福祉という言葉や考え方を知っていってもらえればもっと素晴らしい世の中になると確信しています。
自分が高校生の時にこの漫画を読んでいたらどうだったのかと思うことがあります。
私は、動物が好きなので(人間嫌いな面も否めませんが、、、)、動物のために環境汚染を防ぎたいという思いから、農学部を選びました。その頃には動物に関する学問といえば獣医学部しか知りませんでしたし、獣医学部は偏差値が高いので選択に入っていませんでした。
ただやはり漠然と農学部に入ったので、大学に在学中は動物福祉という考え方にめぐり合うことができないまま、バイオテクノロジーを学ぶことになりました。
それはそれで素晴らしい経験だったのですが、もし学生の頃に動物福祉というものを知っていればと思うことはあります。
だから、この銀の匙という漫画が多くの人に届いてほしいなと思います。それもできるだけ若いうちに!なぜなら人によっては人生の選択肢が増えるんだろうなと思うからです。
それだけのパワーを持った漫画だと思います。
今、読んでもらいたい漫画ナンバーワンです!
ぜひぜひぜひぜひ読んでみてください!
いや、読んでくれ!!!
銀の匙 Silver Spoon 14 (少年サンデーコミックス)
- 作者: 荒川弘
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/08/18
- メディア: コミック
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『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ』鳥に興味がない?そんなの関係ないから読んでくれ!
川上和人さんが書いた『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』が素敵すぎたので勝手に共有させてもらう!
正直この本について何か感想を書くつもりは元々なかった。
何故ならば、百戦錬磨の書評人たちが既に素晴らしい感想を書かれているからだ。
でも、この本は面白すぎた!素晴らしすぎた!
この本の一番の魅力は何と言っても文章の面白さだ。
鳥類や鳥類学者の奇妙な性癖生態も心惹かれるが、そんなものがちっぽけに思えるほどこの本を構成する文章がとてつもない魅力を持っている。
私が好きなエピソードをちょっと長いですが紹介する。
そのとき私はポルトガル領のアゾレス諸島にいた。大航海時代から大西洋の海上交通の要所として発展してきた島で、本土から約1400km西に浮かぶ。正確には島は海底とつながっているので浮かんでいるわけではないが、これは言葉の綾だ。研究結果を発表するため、島の生物学に関する国際会議に参加しているのである。
世間には自然科学系の研究者は英語が堪能であろうという根拠なき勘違いが蔓延しており、心底辟易している。
私は日本に生まれ育った純国産研究者だ。留学経験は一度もなく、フレンドリーな留学生とは一定の距離を保ち、海外旅行では周到に英語圏を避け、丹念に上達の目を摘み取ってきた。英語論文を読み書きできても、しゃべれないのが日本人のアイデンティティだ。
しかし、人間というのは不思議なもので、都合の悪いことは意識の深奥の見えないところに丁寧に収納できる。努力もしていないのにいつの間にか上達しているんじゃないかという一縷の夢を見て国際会議にエントリーし、いざ現地で英語力の無さに愕然とするのが毎度の儀式である。
だいたいNASAが悪い。月とか火星とか行っている暇があったら、まずは早々にほんやくコンニャクの開発だろう。サーズデイに発表があると言えばサタデーなんだねと相槌を打たれ、バードの研究をしていると言えばそれはどんな昆虫かと聞き返される私の会話力をなめるな!
美辞麗句で形容された言葉たち。八つ当たりされるNASA。誰も得しない作者の心情吐露。
驚くなかれ。
私は何もこの本の特殊なところを抜粋したのではない。200ページを超える本だが、最初から最後までこの調子で話は繰り広げられてく。
・・・うっ、おぇっ!
突如わき上がったのは、口内の不快感と嘔吐の声だった。ランプに集まる無数の小バエが、呼吸とともに口と鼻から侵入してくる。このまま電装機にかけられたら、恐怖の蝿男も夢じゃない。死体天国は、分解者たるハエ天国でもあったのだ。豊かな死体に支えられた豊満なハエどもが、息のたびに肺腑に達する。
もちろん息とともにハエもハクが、不思議なことに入ったハエより出て行く数の方が少ない。呼吸のたびに、ハエ10日気分ほど体重が増えて中年太りが気になるし、何よりキモチワルイ。原生の自然が美しいなんていうのは都会派の妄想に過ぎない。現実の自然は死体にまみれ、口にハエがあふれ、心の中に悪態が湧き、心身ともにダークサイドに堕ちていく。だからと言って呼吸をやめると私自身がしたい天国の仲間入りだ。
よく考えろ、私。何か解決策があるはずだ。
呼吸はやめられないから、発想を変えるしかない。ここのハエは、鳥の死体を食べて育っている。体の素材は鳥肉100%。そうか、口に入っているのはハエの形をした鳥肉だ。それなら我慢できる。
これは無人島に鳥の調査に行ったときのエピソードです。
ハエを食べる経験なんて、もっともっと憂鬱な感じに書けたはずなんです。でも作者はそうしなかっった。
あくまでも面白い表現に固執している。それらの表現を全て削り取れば、この本はきっと100ページにも満たないだろうという偏屈な考えは今は捨ておこう。
なぜそのような方法を本書に取り入れたのかという理由を私なりに考えて見た。
もちろん一つには面白いからだろう。上述したハエのエピソードも、ハエはうんこにたかるという現実からは未だ目をそらしたまま筆をとったのだと思うと涙すらあふれてくる。あるいは、ハエに脳を奪われている可能性もあるが。。。
もう一つは、きっと鳥が好きだから。
ひねくれたタイトルをつけていますがこの本には気づかされる。そう。
読めばわかる。鳥好きが書くやつやん。って。
この本からは鳥が好きなことも鳥類学が好きなことも伝わってくる。
そして、鳥類学が世間的に全く関心を持たれていないこともきちんと把握している。
だからこそ、鳥類学に興味のない私たちでも楽しく本を読み終えることができる表現を徹底的に考え抜いたのだと思う。
つまり本書は鳥類学の真髄を徹底的に駆使した非常に戦略的で高度な本になっているのである。
鳥類学者はしたたかである。鳥類学を学べは作者のような圧倒的なユーモアを得ることができるだろう。失うものは計り知れない。この世は等価交換なのだから。
少し茶化しましたが、この本が幅広い人に鳥類学への関心を切り開いたのは確かで、私はそのことに非常に感銘を受けました。
この本を読んでわかったことは少なくとも二つ。
一つは、専門家といえども関心のない人たちに自分の専門領域のことを伝えるには、事実以外にも魅力的な何かが必要ということ。
この本にとってはそれは圧倒的なユーモアを持った表現だったのだと思う。
そしてもう一つは、やはり表現は世界を変える力があるということ。
以前、芥川賞作家の又吉が『夜を乗り越える』というエッセイで言っていた「表現によって価値観を変容させたい。」という言葉を思い出した。
鳥類学の専門書だけでも売れなかっただろうし、鳥類学者としての実績のない中で表現だけぶっ飛んでいても売れなかったと思う。
鳥類学者としてのぶっ飛んだ体験の上に素晴らしい表現が合わさったことでどんな人にも楽しめる学術書を超えたエンターテイメント作品になれたのだと思う。
それを体現した本に出会えたことは私にとって変えがたい幸運だった。
最後に真面目な話をしてしまった。
他にももっと、環境問題に対する著者の真摯な考え方なども紹介したかったのだが、あまり真面目なところを抜粋するのは著者にとってはきっと不本意だと思ったのでくだらない面白いところばかり紹介させていただいた。
鳥類学に興味がなくてもぜひ手にとってその圧倒的なユーモアに触れて見てほしいと思う。
この本の本体は鳥でも鳥類学でもなくその文章なので、鳥嫌いの人も(そもそも著者が鳥が好きでない可能性もある)鳥類学に興味のない人も読んで見てほしい。
きっと、今回の本で著者がメインターゲットとしたのは、そのような人たちだから。
Youtuberジョーとホームレスの動画が心温まるので見て欲しい!
前回、youtuberのヒカルがyoutube募金を始めるという動画を書きました。
社会を良くするためにyoutuberヒカルによるyoutube募金が始まります。 - animal reading
他にも社会問題を紹介してくれるyoutuberがいるので紹介したいと思います。
誰かというと、そう、元世界チャンピオンの亀田興殻と対戦したジョーというyoutuberです。
亀田興毅の対戦相手がyoutuberということで、これまた世間からは批判を浴びていましたが、個人的にはジョーは本当にかっこいいと思っています。
文章じゃなかなかつたわらないので、私が「ジョー凄い!」と思った動画を以下に掲載しています。
6分だけですがおそらくめちゃくちゃ感動するので最近泣いていない人は是非見てみてください。
私はこの動画を観てめっちゃ泣きました。本当に優しい人しか動画に出てこないですよね。
ジョーはこの他にも日本唯一のスラムと言われている大阪の西成ホームレス生活をしながらそこでの生活を紹介するなど、結構面白いことをしています。
もちろん、感動させるということが目的ではないはずで、どれもこれもジョーは楽しみながらやっているんだと思います。
そして、youtubeで楽しみながら(時には感動しながら)社会問題に触れるというのは良い社会の実現に向けて必要不可欠なのではないかと思っています。
だから、前回のヒカルの募金の記事に引き続きこうやって、ジョーのことをブログに取り上げています。
なぜならば、今、youtuberは圧倒的に影響力を持っているからです。
私たちが活動しているはてなブログにおいて、読者数が圧倒的に多い人でも1万人に達していません。
一方、昨日紹介したヒカルはチャンネル登録数が230万人、ジョーは77万人です。
この差はやはりとんでもないと思います。
この差を考えると何かムーブメントを起こしたいと考えたときにはブログって結構不向きで、実は多くの人が未だ馬鹿にしているであろうyoutubeの方が向いているのではないかと思います。
もちろん、youtubeを見ている層とブログを見ている層を比べると、ブログを見ている層の方が平均すると資金力が高く、それによって社会的影響力もちょっと高いのじゃないかなと思っていますが、それも数の力とか長期的に見たときにはやっぱりyoutubeの方が凄いんじゃないかと思います。
だから、話があちこちに飛びましたが、社会を変えたいと思っている人はyoutubeに注目してほしいんです。フラットな目で見てあげてほしいんです。
そして、実際に募金を始めたヒカルや、今回紹介したジョーのようなyoutuberもいることを知ってほしいと思っています。
社会問題もまずは知ることから始まります。youtuberも知ってみませんか?
社会を良くするためにyoutuberヒカルによるyoutube募金が始まります。
これだけは見てほしい!というような動画が3時間前位にアップされていました。
動画はヒカルという日本トップクラスのyoutuberが、youtube募金なるものを始めます!
金額とかその想いとかは是非動画を見て判断してみてもらいたいです。
動画を見てもらえたら、この記事の本懐は達成されたも同然です。
なのでここより下は余談です。蛇足です。
ヒカルのことを知らない人向けにほんのちょっとだけヒカルの紹介をします。
ヒカルの動画をどんな人が見ているのかというと、10代から30歳ぐらいの方が多く見ているそうです。学生の方が多そうなイメージです。
実際、本当に彼の影響力は凄いです。チャンネル登録数は230万人、1カ月の平均動画視聴数は1億再生です。
だからおそらくヒカルの動画を見ている年代の募金に対する意識は高確率で少し上がると思います。
それに私たち社会人もつられるべきだと思います。この勢いを若年層だけにとどめてはダメなんじゃないかと思います。
話があちこちに飛びますが、私、嬉しすぎてこの動画を何回か見たのですが、ヒカルが自身のことを偽善者だというくだりがあります。
『募金をすることで回りまわって自分のためになるって、心の奥のどこかで思っている。だから自分は偽善者だ。』って。
でも、心の奥のどこかでってすごく曖昧ですよね。もしかしたら潜在意識で思っている可能性があるくらいの話ですよね。
だから多分顕在意識ではものすごく社会貢献したいと思ってくれていると思うんですよ。それが嬉しい。
そして、『自分が毎月募金をすることで、募金をする人が増えるんじゃないか』とも言っていました。
これは、偽善者の思考パターンではないです。やっぱり、本当に社会を変えていきたいと考えているのだと思います。
youtubeが社会を変える。
私はこれはすぐに実現すると思います。
これまでyoutubeは多くの人の人生を変えてきました。
HIKAKINもヒットするまで冴えないスーパーの店員でした。この動画のヒカルだって高卒で最初の就職先は工場だと言っています。
彼らがyoutubeに出会うことで彼らの人生が変わり、そして彼らの恩返しとして社会が変わる。
youtuberは馬鹿にされがちですが、素晴らしい好循環だと思います。
どうか偏見のない目で彼らのことを見てあげてください。
そして、もしヒカルの考え方に共感を持った方がいれば、まずは動画を見てあげてください。それが社会を変えるパワーに繋がるのだと思います。
参考までに私が過去に書いた寄付の記事を載せておきます。
ジャケ買い⇒乱読⇒書評のサイクルでマイナー本を紹介して書評のプロに勝つ!!
タイトルが全てです!
過去、数回smartnewsさんに記事を取り上げて頂いたことがあるのですが、そのほとんどがマイナー本の紹介でした。
ただ、マイナー本ばっかり紹介してきたわけではありません。
私は結構、書評系の記事を書いてきましたが、ベストセラー的な本を紹介させて頂くことも多かったかなと思います。
誰もが聞いたことのあるような『筋トレが最強のソリューションである』とか『多動力』とか『バッタを倒しにアフリカへ』とかも紹介させていただいていますからね。
でも、こういった本でsmartnewsさんに取り上げてもらったことってないです。
残念ながら検索流入もほとんどない!!
まぁ、正直書評のプロと同じ舞台に立つには経験値とかもろもろ今の私には足りないと思っています。(いつか越えますが)
有名な本のレビューしたって、みんなに評価されないんじゃないかと今更気づいた。バッタを倒しにアフリカへとか検索で勝てないもん。ということで、忘れていた乱読の気持ちを思い出して、月一回の本のジャケ買いを始めます。
— かふぇいん (@whale_songz) 2017年7月30日
ってtwitterで嘆いてたら、、、
著者的には、書評いただけると嬉しいです! すんげーけなされてても、少なからず他の人の目にもとまるので、自分的にはあざーす!と感謝した後でふて寝します。
— 前野ウルド浩太郎 (@otokomaeno175) 2017年7月30日
『バッタを倒しにアフリカへ』の著者の方から返事が来た。笑
本からも感じますが、やっぱりこの人は変わり者でいい人でMだと思います。なんせバッタに食べられるのが夢ですからね。。。
ということで、みなさん、『バッタを倒しにアフリカへ』を読んでみてください。
そして、気に入らなかったらブログですんげーけなしてあげてください。
話がそれました。
というわけで、ベストセラー本の紹介は著者の方を喜ばすことができてもブログは育ちにくいです。
もちろん、一人でも多くの人に読んでもらいたい本はたくさんあるので、そういう場合はヒットするとかしないとか関係なく紹介していきます。
(私であれば動物福祉の本なんかがたくさんの人に知れ渡る方が嬉しいのですが、なかなか難しいとも感じています。バズりにくそうな本ほど読んでもらいたいというジレンマはやっぱりあります。)
ということで、やはり私たちが書評ブログで闘うためには王道の本では勝てないと気付きました。
実際、私が書評でほんのちょっとだけバズった本は、『哲学者とオオカミ』という本と『ここまでわかった宇宙100の謎』という本です。
哲学者とオオカミの書評が一番最初にsmartnewsさんに紹介していただいた本で、しかも内容も素晴らしかったのでマイナーですが、私にとって結構大切な本です。
気になる方はこちらの記事を読んでみてください。文章は全然上手くないですが、当時の感想を書いています。
【書評/哲学者とオオカミ】オオカミと暮らすチャンスを手にした哲学者の話 - animal reading
この本も思い返せばジャケ買いでした。表紙めちゃくちゃ素敵じゃないですか?
なのでやっぱり私にはジャケ買いが必要なんです。ジャケ買いした本の方が実は記憶に残っていたりします。
そして何より本のジャケ買いは乱読に繋がります!
そう、思考の整理学の著者外山滋比古先生も乱読の重要性を声たかだかに述べておられます。
【書評/乱読のセレンディピティ】思いがけないことを発見するための読書術【外山滋比古】 - animal reading
(この記事、半年くらい前までは良く読んでいただいていました。きっとテレビ出演か新聞紹介かされていたのだと思います。)
最近、積ん読く本が常に30冊くらいある状態だったので、ジャケ買いしてなかったのですが、やっぱりジャケ買いからの乱読からのブログ紹介が最高のサイクルに繋がると確信しました!
ということで、まとめます。(突然)
①有名な本を紹介しても著者のためにしかならない。(もちろんそれを意図する場合はよし!)
②著者はM。バッタ好き。
③有名な本は有名な人が紹介しているので勝ちにくい。検索流入も正直あんまりない。
④過去に良く読んでいただいた記事はマイナー本。(でもよく考えたらこれも検索流入はほとんどなくなる。。。)
⑤マイナー本はジャケ買いがいい。
⑥ジャケ買いは乱読にもつながるので、アクセス狙いじゃねーしっていう言い訳が出来る。
⑦ジャケ買いするために本屋に行こう!
⑧ジャケ買い⇒乱読⇒ブログ紹介のサイクルを回そう!
私はこれから月に1冊はジャケ買い本を読んで紹介することを誓います!!!